2016年04月23日

【橘ジュンの人生相談】大切に飼っていたオカメインコが窓から飛んで行ってしまいました ショックで心身ともつらさが増しています…【産経ニュース2016年4月23日】

【相談】

 昨年末に、11年間飼っていたオカメインコを逃がしてしまいました。部屋の中に放していたときに、窓が1つ開いていたためで、一瞬の出来事でした。

 私たち夫婦には子供がないので、家族同様の存在でした。とてもなついていたのでショックです。現実を受け入れられません。交番に届けたり、情報提供を求めビラを配ったりしましたが、まだ見つかりません。

 逃がしてからは体調を崩すことが多くなりました。何をしても心から笑うことができなくなりました。月日がたてば、やがて気分も晴れると思っていましたが、つらさは増すばかりです。

 忘れることができず、胸が張り裂けそうです。夫に「代わりのオカメインコを飼いたい」と相談したところ、「もし飼って、もう一度逃がしたら、きっと耐えられないよ」と反対されました。こんな私は、どうすればいいのでしょうか。(兵庫県 50代女性)

【回答】

 声をありがとうございます。とてもお辛いことと思います。なんと言葉を掛けたら良いのか…。

 戻ってきてくれるのが一番ですが、言葉にできない悲しみをこうして相談することで、整理していこうと思っていらっしゃるのでしょう。逃げてしまったインコは、お二人に大事にしてもらっていたから人を怖がることもなさそうですね。ひょっとしたら他の人に拾われ、飼われているかも、と思いたいですよね。

 無理に忘れようとしなくていいんです。こうするのはどうでしょうか。

 感謝の気持ち、謝罪や反省、インコとの楽しかった思い出などを、お二人でそれぞれ手紙に書き、読み合うのです。大切なインコへの気持ちを素直に言葉にしてみることで、パートナーと悲しみを分かち合うことができます。もしかしたらパートナーの方は、つらそうな日々を過ごすあなたを気にして、より悲しみを感じているかもしれません。

 私の近しい友人に、家族でインコを飼っている女性がいます。過去に女性のお母さんがインコを逃がしてしまったことがあったそうです。女性は再びインコを飼いました。そして、二度と逃がさないように、「窓開いてない?」「今、鳥がカゴの外に出てるよ」などと家族で声を掛け合うようになったとか。家族間での確認は大切ですよね。

 私には12年間連れ添う猫がいます。どんなときも側にいてくれる「陽だまり」のような存在です。そんな大切な存在を失ったときのことを考えただけで、胸が痛みます。でも、お互いに限りある命ですからいつか別れのときはきますよね。お便りを読み、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていこうと改めて思いました。ありがとうございました。

回答者・橘ジュン

 フリーペーパー「VOICES MAGAZINE」編集長。45歳。NPO法人「BOND プロジェクト」で、少女たちを支援している。主な著書に『漂流少女 夜の街に居場所を求めて』(太郎次郎社エディタス)。

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posted by BNJ at 23:48 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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