2016年04月24日

楽天と長崎県、ツシマヤマネコの生息林整備へ【読売新聞2016年4月24日】(イヌワシ/既報関連ソースあり)

九十九谷団地を視察する関係者たち(県対馬振興局提供)
ツシマヤマネコ(環境省対馬野生生物保護センター提供)
CM楽天の森0424二長崎

 インターネット通販大手の楽天(本社・東京)と長崎県、対馬市は、国の天然記念物ツシマヤマネコが生息する同市上県町佐護の県有林(約161ヘクタール)で、ツシマヤマネコがすみやすい森づくりを始める。

 県有林を「楽天の森」と定め、餌となる小動物の増加などに取り組む。楽天による森林整備は九州・山口では初めてで、環境省は「生息環境の改善につながる」と期待している。

 楽天はCSR(企業の社会的責任)活動の一環として2012年、絶滅の危機にある野鳥・イヌワシの保護活動を開始。14年には「楽天の森プロジェクト」を設立し、東北を中心に全国20道県で森林整備活動を進めている。

 ツシマヤマネコは対馬だけに推定約100匹が生息し、環境省のレッドリストで絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」に指定されている。楽天は2月、保護に積極的な県、対馬市と県有林で生息環境を整備する協定を結んだ。期間は4月から3年間。

 対象は島北部の九十九谷つくもだに団地で、樹齢が40年前後のスギやヒノキのほか、広葉樹などが自生。隣接する山々を含め、島内でもツシマヤマネコの生息密度が高い地域だという。

 計画では、今年秋頃から森林整備に着手。密生する木々を間伐し、林の中に太陽光と風を入れることで下草を生えやすくし、伐採して積み上げた枝に昆虫や微生物が集まるようにする。これによって野ネズミやモグラが増えれば、そうした小動物を捕食するツシマヤマネコがすみ着くようになるという構想だ。

 今後は、間伐跡地に広葉樹の苗木を植えたり、ヤマネコの水飲み場を設置したりすることも検討する。ボランティア団体による森林整備活動、小中学生が森林の役割などを学ぶ費用を援助する方針という。

 県対馬振興局林業課は「ツシマヤマネコと共存できる森づくりを進め、県有林の価値を高めたい」と意気込み、楽天は「生息環境が少しでも改善され、安住の山になるよう寄与できれば」としている。(島居義人)
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20160423-OYT1T50137.html

ttp://archive.is/MUOOI
楽天なと長野県、イヌワシ保護へ協定 巣修復や給餌【産経ニュース2016年2月20日】
猛禽類が「住みやすい森」整備へ 阿賀町に「楽天の森」【新潟日報モア2015年6月19日】

タグ:イヌワシ
posted by BNJ at 21:12 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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