2016年04月26日

エサ散布のマガン誘導「一定の効果」 美唄・宮島沼 食害防止実験が終了【どうしんウェブ2016年4月26日】

美唄市内の田で稲もみをついばむマガン
 【美唄】宮島沼に飛来するマガンによる小麦への食害を防ぐため、空知総合振興局が6年間続けてきた「餌場づくり」の実験が2015年度で終了した。小麦畑以外の場所に、稲もみと麦もみを散布してマガンを誘導する取り組み。同振興局は報告書で「一定の効果が確認された」と実験結果をまとめた。16年度については市が一部の事業を引き継ぎ、宮島沼周辺の食害防止に努める。

 マガンは越冬地の東北地方と繁殖地のシベリアを結ぶ中継地として、春と秋に5〜7万羽が宮島沼に飛来する。秋は主に稲刈り後の落ち穂を食べるため食害は目立たないが、春は落ち穂が少なく、周辺農地の小麦の新芽も食べてしまう。道の調査では、15年度は美唄市内だけで年間17万円の農業被害があった。

 このため同振興局は「マガン類と農業の共存推進事業」として10年度から、宮島沼周辺の農家の協力を得て春に小麦畑以外の場所に餌の稲もみ2〜8トンを散布。これに加え13年度からは秋に麦もみ3トンをまいて春に餌となる芽が出るよう「餌場づくり」も行い、効果を調べてきた。6年間の総事業費は1100万円。

 同振興局の報告書によると、特に13〜15年度の春は毎年、稲もみの餌場で7千〜1万羽、麦の餌場で1500〜7500羽のマガンが確認され、一定程度、誘導できることが分かった。同振興局は「稲もみは数日で食べ尽くされるので効果はあるが、期間は短く、麦の餌場は継続的に誘引できる」と分析している。今後については「麦の餌場を広くした上で、餌としてきちんと育つよう生育を管理する必要がある」としている。

 同振興局の事業終了を受け、市は独自に一部事業の継続を決め、本年度一般会計当初予算に事業費として55万円を盛り込んだ。15年度と同規模で麦の餌場づくりと効果測定を行う。農政課は「マガンは市の観光資源である一方、共存が課題。可能な限り続けたい」としている。(堀田昭一)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0263451.html

ttp://archive.is/hF6Ms

タグ:マガン 給餌
posted by BNJ at 23:41 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: