2016年04月23日

和歌山)困った時は「さいぱと君」 LINEで相談【朝日新聞デジタル2016年4月23日】

NPO情報セキュリティ研究所のマスコットキャラクター「さいぱと君」

 新学期が始まりましたが、みなさんいかがお過ごしですか? 友だちや家族、先生に相談しづらいトラブルがあっても、一人で抱え込まないで。「さいぱと君」がLINE(ライン)でこっそり悩みを聞いてくれるよ。

 「LINEのグループで悪口を書かれ、学校でも無視されるようになった」

 「出会い系サイトで知り合った人が『自殺しろ』『クズ』などと送りつけてくる」

 ログイン前の続き携帯電話などで使える無料通信アプリケーション「LINE」で、小中高生のネットトラブルやいじめに関する相談を個別に受け付けているのが「さいぱと君」。県の鳥のメジロをイメージした、NPO情報セキュリティ研究所(田辺市新庄町)のマスコットキャラクターだ。LINEでさいぱと君に悩み事を書いて伝えると、NPOの相談員5人が対処法を返信してくれる。専門的な知識が必要な問題は、児童相談所や和歌山大の教授に助言を求めて回答したり、警察に相談するよう促したり。

 「子どもたち一人ひとりが気軽に駆け込める『ポケット交番』をスマホに持っているイメージ」と臼井義美代表理事(68)は言う。

 この取り組みを始めた2013年8月から今年3月末までにさいぱと君をLINE上で友だち登録した人は2493人。相談件数は14年度の117件から、15年度は150件に増えた。15年度の相談内容の内訳は、87件が迷惑メールや架空請求などのネットトラブル、38件が誹謗(ひぼう)中傷や脅し、個人情報や秘密の流出、仲間はずれや無視などのいじめに関する内容だったという。

 必要がない限り相談者の個人情報を聞かずに相談に乗る。相談員の梅野英子さん(42)は「できるだけ相談までのハードルを下げることが目的。子どもたちにいかに信用してもらうかがカギ」と話す。保護者からの相談にも対応している。

 NPOではこれまで、小中高生がネット上でトラブルに巻き込まれないよう、県教委の委託を受けてネットの掲示板などをパトロールしてきた。だが、LINEなど他人に非公開のネット空間で複数人がやりとりをするコミュニケーションツールが普及すると、従来の方法では問題の種を発見できなくなったという。

 県教委は今のところ、県内の児童生徒のLINE利用率やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)によるいじめに関する調査はしていない。学校へのスマホの持ち込みは原則禁止しているが、「いじめやクラス内のもめごとには、何らかの形でLINEなどのSNSが絡んでいるケースが多い。特に新年度は、新たにスマホを買う児童生徒が多く、要注意の時期」と担当者は言う。

 臼井さんは「スマホはうまく活用すれば、世界中のあらゆる情報が手に入るすごいツール。トラブルが起きたときの対処法を学び、正しい使い方を覚えて有効活用してほしい」。

 さいぱと君は、LINEでID「riis−cypat」を検索すると友だち登録できる。相談は24時間受け付け、平日午前9時〜午後5時の間に返信する。問い合わせはNPO情報セキュリティ研究所(0739・26・7100)。(伊吹早織)

     ◇

 〈LINE〉 個人間やグループ内でチャット形式でメッセージをやりとりできるスマートフォン向けの無料通信アプリケーション。2011年6月サービス開始。運営会社(東京都渋谷区)が昨秋から今年3月にかけて全国の小中高生約3万人を対象に実施した調査によると、小学5〜6年生37%、中学生59%、高校生95%が「利用している」と答えたという。
http://www.asahi.com/articles/ASJ42029QJ41PXLB022.html

ttp://archive.is/Nnlqm

posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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