2016年05月01日

道東コクガン、中国で越冬? 新渡りルートの可能性も【どうしんウェブ2016年5月1日】

国後島で確認されたコクガンの群れ(道東コクガンネットワーク提供)
 【別海】日ロ両国の野鳥研究者が参加する「道東コクガンネットワーク」が4月に行った国の天然記念物コクガンのカウント調査の結果、秋に道東に渡来した個体の多くが、中国沿岸部などで越冬して繁殖地の極東やアラスカに向かっている可能性があることが分かった。コクガンの越冬地や渡来ルートは謎が多く、生態の解明が期待されている。

 同ネットワークは2014年9月に結成され、秋、冬、春の年3回調査を行っている。2年目の今回の春季調査は4月9〜17日に北方領土・国後島や全国各地の25地点で調査協力者41人が実施した。今回、カウント数が最も多かった地点は野付湾の1506羽で、次いで国後島が過去最高の987羽、胆振管内伊達市周辺の147羽と続いた。

 これまで、極東などで繁殖したコクガンは秋に道東に渡来した後、道南や本州北部で越冬し、春になると再び繁殖のため極東などへ向かうと考えられていた。昨年11月の調査で道東などに8602羽の渡来が確認されていたが、今回の調査で確認されたのは全国で2705羽と個体数が約6千羽減っていたという。

 同ネットワーク事務局の藤井薫さん(56)=別海町立野付中校長=は、日本に渡ってきたコクガンが約6千羽死んだとは考えにくいといい、「中国沿岸部にコクガン約5千羽が飛来していると指摘する研究者がおり、道東に渡来後、中国に向かう越冬ルートがあるのかもしれない。コクガン全体の動きを把握するため、中国沿岸部の調査を進める必要がある」と話す。

 また、今回の調査では野付湾と国後島だけで国内のコクガンの90%以上が確認され、国後島が野付湾と並んでコクガンの重要な渡来地になっていることも分かった。(樋口雄大)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0264258.html

ttp://archive.is/3SClc

タグ:コクガン
posted by BNJ at 22:31 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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