2016年05月28日

【スポーツの現場】甲子園「生き物図鑑」魚降る前にもネコで試合中断、ミツバチがスタンド襲う【産経WEST2016年5月28日】

ヤクルトのバレンティンが見守る中、魚の死骸はボールボーイによって片付けられた
 5月8日の阪神−ヤクルト戦の試合中、レフト付近の芝生に魚の死骸が降ってきて試合が数分中断する珍事があった。上空を飛んでいた鳥が吐きだしたものとみられる。これまでも甲子園では動物の乱入で試合が止まったことがある。さすがに生きた魚は住んではいないが、野球の聖地に出没した生き物を紹介する。

 魚の死骸が降ってきたのは阪神の六回攻撃中。2死から、打者ゴメスに1ボール1ストライクの場面、左翼を守るヤクルトのバレンティンが突然タイムを要求し、しきりに左翼芝生上の落下物をアピールした。その視線の先には異臭を発する長さ30センチほどの白い物体。すぐにほうきとちりとりで撤去された。魚は消化されたような状態で、上空を飛んでいた鳥が落としたものと推測された。

 ちゃっかり、これを商売に結びつけたのがヤクルト球団。魚におびえるバレンティンと正体不明の魚をデザインした「バレンティンvsFISH Tシャツ」を3千円で販売したのだ。受注販売で、すでに締め切りはすぎているが、なかなか商魂たくましい。

 今回の騒動は鳥の仕業だが、甲子園ではほかにもいろいろな動物が出没したことがある。最近では2013年8月の阪神−広島戦。広島の攻撃が始まろうかというタイミングでイタチが登場。約2分間、グラウンドを駆け回り、三塁側のカメラマン席からどこかへ消えた。マウンドにいたのは藤浪。「ちょっとかわいかったので、思わず苦笑いしてしまいました。かわいかったので許してあげましょう」とコメントした。イタチは07年3月、選抜高校野球大会にも乱入。なかなかの俊足ぶりを披露した。

 ネコもいる。03年8月の巨人戦、08年7月の広島戦で現れた。試合を止めた後、スタンドに戻り、どこかへ走り去った。

 鳥類で最も目立つ存在なのがカラスだ。試合中に鳴き声を挙げることもあり、まさに我が物顔だ。雨で試合が中止になり、誰もいないスタンドを闊歩する姿は恐怖さえ感じさせる。

 甲子園ではないが、13年5月の西武ドームでカラスの凶暴性がうかがえる出来事があった。試合中に天井付近でカラスに襲撃されたハトがグラウンドに落下してきたのだ。それも2度。人工芝の上に羽根がいくつも落ちている状態となり、試合はその度に中断した。

 話は甲子園に戻り、変わったところではミツバチも出た。夏の高校野球が行われていた1998年8月、三塁側のネット裏付近でミツバチが大量発生。すぐに養蜂業者が呼ばれ、事なきを得たが、スタンドは一時、騒然となった。まだまだ生き物はいる。球場がリニューアルされる前、名物のツタが繁っていたころ、その中にはヘビが住んでいた。なかには長さが1メートルほどのものもいたという。

 いろいろな生き物が登場する甲子園。人間の目に触れることのない動物だけのエリアがあるとすれば、野球の聖地はなかなか奥深いものだといえる。
http://www.sankei.com/west/news/160528/wst1605280005-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/160528/wst1605280005-n2.html

ttp://archive.is/C2Ivl
ttp://archive.is/6QGXt

posted by BNJ at 12:00 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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