2016年06月03日

響灘ビオトープで初産卵 希少種コアジサシ [福岡県]【西日本新聞2016年6月3日】

園内で産卵が確認されたコアジサシ(手前)。周囲には模型のコアジサシが置かれている(響灘ビオトープ提供)

 若松区響町1丁目の北九州市立公園「響灘ビオトープ」で、希少種の渡り鳥「コアジサシ」の産卵が初めて確認された。人工的な営巣地でコアジサシの繁殖を目指そうと、6年ほどかけ環境整備を続けてきた地道な努力が実を結んだ。「スタッフ全員の念願がかなった」と関係者の喜びもひとしおだ。

 同園などによると、コアジサシはオーストラリアから夏に飛来し秋に帰るカモメ科の鳥。体長30センチ弱で、夏の羽毛は白く頭頂部が黒いのが特徴。草の少ない砂浜や河川敷などを好むが、近年の護岸工事などで繁殖地が減少しており、環境省のレッドリストでは、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」に分類されている。

 営巣地化の取り組みは2010年にスタート。日本野鳥の会北九州などの協力を得て、砂や小石、貝殻を敷いた約1ヘクタールを園内に整えた。昨季、「デコイ」と呼ばれる発泡スチロール製の模型約100体を並べたところ、コアジサシが舞い降りるようになった。

 今季は5月上旬ごろから、約15羽が飛来し15、25両日の観測で計2組の産卵を確かめた。順調にいけば、そろそろひなが生まれるころという。

 コアジサシは近づくと卵を放棄する恐れがあり、同園は「ひなが無事生まれるように遠目から温かく見守ってほしい」としている。同園は12日午前9時から、野鳥観察会を開く。入園料100円(小中学生は50円)が必要。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/249415

http://archive.is/fax9F

posted by BNJ at 21:36 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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