2016年06月09日

アイガモ農法 松阪の奥村さんが挑戦 「有機栽培の成果も見定めたい」 /三重【毎日新聞2016年6月9日】

コシヒカリを栽培する水田にアイガモを放ち、新たな米作りに挑戦する奥村さん=松阪市曲町で
 農薬を使わない安全でおいしい米作りを目指し、松阪市曲町の庭園業、奥村茂さん(65)が、今年から30アールの水田に55羽のアイガモを放ち、雑草などを食べさせるアイガモ農法を始めた。放鳥後の成果は順調で、奥村さんは「8月にはアイガモたちの手伝いが入った、ひと味違うコシヒカリを作ってみせる」と意欲的だ。

 奥村さんは東京で長年、茶販売を続け、15年前に古里にUターンし庭園業を始めた。「幼い頃から何事にもこだわりを持つ性格」と言い、同時に始めた米作りにも努力を惜しまなかった。農薬は一切用いず、手押し式の草取り機で除草。収穫もコンバインは脱穀だけに用い、バインダー(刈り取り束ね機)で刈り取った稲穂を田んぼに丸太を組んで天日で乾かすなど、手間のかかる作業を妻照子さん(65)と続けてきた。

 アイガモ農法は以前から興味を持っていたといい、本などで学習。5月中旬、ふ化間もないアイガモを仕入れ、自宅で大きくしたあと6月初めに田に放った。逃げ出さないよう水田の周囲は網で囲い、トタン板で夜間のねぐらを作ったほか、水田の上にはカラスよけのテグス糸を張って仕上げた。

 奥村さんによると、アイガモは根がしっかりと張った稲はよけ、生えかけた雑草や虫を上手についばむ。また、アイガモが泳ぎ回って水が適度に濁り太陽光を遮るため、雑草が生えにくいという。

 奥村さんは「朝夕の餌やりで笛を吹くとアイガモたちが寄ってくるのが、また楽しい。ふんが肥料となるわけで有機栽培の成果も見定めたい」と話している。【橋本明】

〔三重版〕
http://mainichi.jp/articles/20160609/ddl/k24/040/194000c

http://archive.is/QUult

posted by BNJ at 22:26 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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