2016年06月11日

ライチョウ生息の火打山、カラスやシカが侵入【信濃毎日新聞2016年6月11日】

標高2千メートルほどの湿原で餌を探すカラス=8日、新潟県妙高市の火打山
 国特別天然記念物ニホンライチョウの繁殖地になっている火打山(新潟県妙高市、2462メートル)山頂周辺で、環境省長野自然環境事務所(長野市)などは10日までに、ライチョウの生息を脅かすカラスやニホンジカの侵入を確認した。火打山では植生変化でライチョウの生息環境の悪化が指摘されているが、専門家は野生動物を含めた対策が必要としている。

 信州大名誉教授で中村浩志国際鳥類研究所(長野市)の中村浩志代表理事(69)=鳥類生態学=や同省自然保護官らが、8〜10日に山頂周辺で行ったイネ科植物の試験除去の調査中に確認した。火打山では従来、南、北アルプスなどに比べ野生動物による影響は少ないとみられていた。

 カラスはライチョウのひなや卵を捕食する可能性が指摘されている。8、9日、ライチョウ生息地に近い標高2千メートルほどの湿原で餌をついばむ様子が初めて確認された。

 ライチョウの餌になる植物を食べたり踏み荒らしたりするニホンジカも、火打山で同省が確認したのは初めて。山頂周辺で8日に群れの足跡が見つかり、自然保護官が9日、山頂直下の残雪の斜面を横断しているのを目撃した。

 中村代表理事は「平地で増えた野生動物が高山に上がってきた。捕獲などの対策に乗り出す必要がある」とする。2009年をピークに火打山のライチョウの生息数は減っており、近年はひなの確認がほとんどできないという。

 環境省長野自然環境事務所の福田真・自然保護官(33)は「野生動物の影響もかなりありそうだと分かった。地元自治体などと協力し対策を検討したい」としている。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160611/KT160610FTI090015000.php

http://archive.is/DCDgZ
ライチョウ保護へ調査開始 妙高・火打山 環境省と妙高市【新潟日報モア2016年6月9日】

posted by BNJ at 13:33 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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