2016年06月20日

北のカモメ 佐渡で営巣【読売新聞2016年6月20日】(オオセグロカモメ)

 ◆野鳥研究家 岡久さん発見

 北海道や東北地方で繁殖するオオセグロカモメが佐渡島で営巣していることが分かった。佐渡島在住の野鳥研究家の岡久雄二さん(28)が発見し、撮影に成功した。岡久さんは「佐渡島は野生復帰が進んでトキも増えているが、カモメ類も増えている。野鳥の楽園になるのではないか」と話している。

 オオセグロカモメは大型のカモメの代表種で、体長約60センチ。ウミネコやカモメより一回り大きく、足はピンク色で、くちばしの先端近くに赤い点がある。雑食性で、他の鳥やひなを襲うことがあるという。

 4年前に村上市で繁殖が確認されていたが、今回の佐渡島での巣の発見で、生息域が南下したことになる。

 岡久さんは昨年2月から環境省佐渡自然保護官事務所の野生生物専門員として佐渡島に赴任し、トキの野生復帰活動に取り組んでいる。鳥類標識調査員として、休日を利用してウミネコを捕獲して足輪を装着しており、その際にオオセグロカモメの営巣を確認したという。

 岡久さんによると、4日午後1時過ぎ、佐渡市水津の水津漁港で、ウミネコのコロニーに交じって、巣を作って抱卵していたという。13日にも水津漁港の近くの岩礁で雄雌のつがいが、巣材を運んで巣作りしている様子を確認。いずれも撮影に成功した。

 最初に見つかったペアは5月末から6月初旬に産卵して抱卵を始め、もう1ペアは最近になって抱卵を始めたとみられている。孵化ふかには約25日、巣立ちには約40日かかる予定だ。

 日本野鳥の会佐渡支部によると、これまでオオセグロカモメは冬の渡り鳥で、6、7月は不在とされていた。ウミネコも2008年に初めて、同支部会員によって繁殖を確認。同支部の近藤健一郎事務局長は「あっという間にウミネコが佐渡島に増えて、繁殖地となった。オオセグロカモメも増えていくだろう」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20160619-OYTNT50080.html

http://archive.is/fQ3kr

posted by BNJ at 11:57 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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