2016年06月20日

江戸後期の貴重な動植物資料 徳島市立図書館で展示【徳島新聞2016年6月20日】(サンカノゴイ)

 江戸時代後期の徳島県内や淡路島の動植物についてまとめた「阿淡産志」の写本が、徳島市立図書館ギャラリーで展示されている。県内では同館だけが所蔵しているが、普段は閉架図書になっており、貴重な資料を多くの人に見てもらおうと、初めて企画した。

 阿淡産志は、1816年に第12代徳島藩主の蜂須賀斉昌(1795〜1859年)が、同藩の本草学者小原春造(1762〜1822年)らに編さんを命じ、約60年後に完成した。57巻にわたり、約1500種の動植物や鉱物を掲載。中国の文献を引用しながら、植物の医学的効能や動物の生態などをまとめている。原本は東京国立博物館にある。

 徳島市立図書館所蔵の写本は鉱物以外をまとめた43巻。今回の展示では鳥類や魚類、獣類などを載せた4冊を紹介している。現在絶滅危惧種に指定されているサギ科の鳥サンカノゴイの精微な彩色図は鮮やかで、牛馬を殺して恐れられた妖怪「牛打坊」が鳴門市で捕獲されたという記述などがある。

 同館は普段利用者の目に触れない希少な図書を知ってもらう企画をスタートさせることにし、その第1弾として阿淡産志にスポットを当てた。

 今回の展示では、阿淡産志に登場する動植物を扱う図書も紹介している。勝浦あづさ副館長は「徳島の歴史や普段読まない本に触れるきっかけになれば」と話している。展示は7月4日まで。
【写真説明】牛打坊(左上)やサンカノゴイ(左下)などを掲載した阿淡産志の写本=徳島市立図書館
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2016/06/2016_14663972358201.html

http://archive.is/7hUcm

posted by BNJ at 21:21 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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