2016年06月23日

(特派員メモ)アヒルの通勤風景 @南アフリカ・ステレンボッシュ【朝日新聞デジタル2016年6月23日】

 南アフリカで、アヒルを使った珍しい農業があると聞き、ワインの名産地ステレンボッシュを訪れた。アイガモを水田に放して除草する「アイガモ農法」ならぬ、「アヒル農法」だ。ワイン用のブドウ畑にアヒルを放ち、雑草や害虫などを食べてもらう。

 圧巻なのはその「通勤」風景だ。午前9時45分。小屋から一斉に放たれたアヒルたちは、きれいに整列して畑へと向かう。その数、約1100羽。午後3時半まで働いた後は、またきれいに整列して小屋へと戻る。

 そんな愛らしい光景を一目見ようと、多くの観光客が詰めかける。

 「ね、可愛いでしょ」と畑の管理人に言われたが、新宿で働いた経験がある私の目には、アヒルの行進が新宿駅の通勤風景と重なる。一糸乱れず職場にゴー。勤め人の悲哀を感じる……。

 胸の内を明かすと、管理人は笑った。「でも彼らは収穫前の3カ月間はお休みだ。ブドウを食べてしまうからね。池でのんびり過ごす。そこは日本人と違うだろう?」

 私たちもアヒルくらいに休めたら、ワインをもっと楽しめるのだが。(三浦英之)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6N0PBLJ6MUHBI01B.html

http://archive.is/a5dbd

posted by BNJ at 22:06 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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