2016年06月26日

目の障害乗り越え、生き物活写 京都の写真作家、本出版目指す【京都新聞2016年6月26日】

カメラを手に、鴨川沿いで野鳥を観察する吉田さん(京都市北区)
 目に障害のある生き物写真作家の吉田旅鳥(たびどり)(本名千賀子)さん(47)=京都市左京区=が、京都の野鳥をテーマにした写真絵本の出版を目指している。左京区を拠点にこれまで175種類の野鳥を撮影してきた。「京都は自然の宝庫。身近な鳥たちの日常を伝えたい」と話す。

 幼い頃にインコを飼っていたことで鳥に興味を持ち、図鑑で鳥の名前を覚えた。小学生から自然観察に親しみ、広告会社勤務などを経て2009年から本格的に野鳥や昆虫の撮影を始めた。

 おととし、突然右目の視界が真っ暗になり、病院で網膜剝離と診断された。手術は成功したが後遺症が生じた。今も視界は薄暗く、直線がゆがんで見えるという。

 以前は片目でファインダーをのぞき、もう一方の目で鳥の動きを追っていたが、難しくなった。それでも撮影は諦めず、毎日のように高野川や鴨川沿いを歩いた。珍しい鳥に出会って感動し、子育てをするスズメに心を癒やされ、少しずつ自信を取り戻した。

 花の蜜をついばむメジロや、川沿いで寄り添う2羽のセグロセキレイなど、写真からは野鳥の日常をそっとのぞいたような優しさが伝わる。外では鳴き声や羽音に耳を澄ませ、会話をイメージするという。

 学生時代に児童文学を研究した経験を生かし、撮影した写真には短い文章を添えている。いつか、写真を絵の代わりに用いた写真絵本を出版したいという。「京都は神社仏閣が有名だが、そばにいる小さな生き物にも目を向けてほしい」と話し、出版に協力してくれる人を募っている。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20160626000037

http://archive.is/97QXF

posted by BNJ at 23:42 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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