2016年06月26日

【那須の作家たち】図画工作家、清野隆さん 手作り巣箱、全て一品モノ【産経ニュース2016年6月26日】

 那須地域の作家らの作品を紹介するギャラリーを経営しながら、自らも自然をテーマに創作活動を続けている。

 特に人気を集めているのが、手作りの巣箱。ガソリンスタンドの給油機、ツリーハウス、教会、ランプ…。ギャラリー2階の一角に並ぶ作品は一つも同じデザインはなく、おしゃれなインテリアとして買い求めるファンも少なくない。

 東京都内でデザイン事務所を経営してきたが、「田舎で暮らしたい」と30代で那須町に転居。長年、同町から都内に通勤する生活を続け、12年前、ギャラリーをオープンしたのをきっかけに事務所は仲間に任せるようになった。

 「田舎で絵を描きながら暮らすのが夢だった」。ギャラリーで地元の作家らの作品展を企画しながらデザイン画などを描いてきたが、周りの森などが開発で少しずつ消えていくのを感じ、「自然を見つめてもらうきっかけになれば」と巣箱の制作を始めた。

 材料には廃材や流木などを活用。デザインが浮かぶとパーツごとにのこぎりで切り分け、それを組み立て耐水性のアクリル絵の具で色を染めて仕上げる。全てシジュウカラ用で、鳥が出入りする正面の丸い穴は直径28ミリに統一している。

 作るときは1日に2、3個のペースで制作。年に1度、ギャラリーで自作巣箱の作品展を開催し、展示販売するが、オリジナルの巣箱を求めて市内外から多くのファンが訪れ、毎回ほぼ完売する人気ぶりだ。

 「巣箱にシジュウカラが入らなかったという話を一度も聞いたことがない」といい、「制作した木箱の中に巣が作られて卵から雛が育ち、巣立っていくのが何よりうれしい」と笑顔を見せた。

 那須の自然を見つめて制作される巣箱。どこかぬくもりがあり、森の楽しさも教えてくれる。(伊沢利幸)

                   ◇

【プロフィル】清野隆

 せいの・たかし 福島県柳津町出身。東京都内でデザイン会社勤務を経て、独立。昭和57年、那須町に転居し、平成16年、地元作家を中心に作品を展示するギャラリーバーンを那須塩原市小結にオープン。ギャラリーを経営しながら絵画や巣箱作りなどの創作活動を続ける。66歳。
http://www.sankei.com/region/news/160626/rgn1606260028-n1.html

http://archive.is/brtzC

posted by BNJ at 23:48 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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