2016年06月30日

天売島ウミスズメ266羽確認 絶滅危惧種「生息数は安定」【どうしんウェブ2016年6月30日】

天売島周辺の海上で確認されたウミスズメ=調査に参加した大学生矢萩樹さん提供
 【天売】北海道海鳥センター友の会(羽幌)は、国内では天売島だけで繁殖が確認されている絶滅危惧種ウミスズメの今年の生息状況調査の結果をまとめた。最大確認数は過去2番目となる266羽で、最多だった昨年を33羽下回った。ただ、調査条件の違いによる誤差の範囲ともみられ、友の会は「一定の数が安定的に生息していることが分かった」と捉えている。

 調査は5月30日〜6月9日に計4回、海鳥センターの自然保護専門員松井晋さんらが行った。調査場所は巣のある島西部の断崖から300〜600メートルの沖合で、午後9時〜10時半ごろまで小型船からスポットライトを使って目視で数えた。

 その結果、3日に今年最多となる266羽を確認。ほかは5月30日130羽、7日143羽、9日41羽だった。

 友の会がウミスズメの調査を始めたのは2012年。この年は208羽、13年は181羽、14年161羽で、昨年が過去最多の299羽を数えていた。

 また、繁殖率を調べるため、ウミスズメを一時的に捕獲し、卵を抱えて毛が擦り切れる「抱卵斑」も調べた。この結果、捕獲した30羽中、17羽の下腹部に抱卵斑が見られ、単純計算で56・7%の個体が繁殖していたことが分かった。過去の調査でも繁殖率は6割前後とみられており、松井さんは「天売島で毎年繁殖が成功している裏付けになる」という。

 ウミスズメは体長約25センチの小型の海鳥で、繁殖地に飛来するのは夜間だけ。海上で子育てする習性があり、過去の調査例が少なく生態には不明な点が多い。ただ、友の会が5年連続して行った調査で毎年150〜300羽ほどの生息数が確認されたことで、松井さんは「実態がつかみにくかった生態を調べる手法が確立してきた。今後の基礎データになる」と話している。(鷲見浩二)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0287716.html

http://archive.is/6Tggd

タグ:ウミスズメ
posted by BNJ at 11:21 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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