2016年07月08日

憂楽帳 尖閣のアホウドリ【毎日新聞2016年7月8日】

 世界で日本の2諸島(計3島)でしか繁殖せず、絶滅が心配されているアホウドリの個体数は、伊豆諸島の鳥島で推計4000羽。尖閣諸島の北小島と南小島では計数百羽とされるが、実際はもっと少ないかもしれない。

 実は最近、研究者の間で話題になっているのは、同一種とされている両諸島のアホウドリが違う種の可能性が高いことだ。山階鳥類研究所の佐藤文男研究員(63)は「尖閣の方が上のくちばしの幅が狭く短い。体重は2割も少なく、一見して鳥島と違う。センカクアホウドリと言っていい別種だ。DNAの違いからも言える」と指摘する。

 その姿はこのごろ鳥島方面でも見られるが、これが心配の種だ。鳥は群れの個体数が少ないほど分散する性質があり、絶滅が迫っているとも言える。

 同一種なら同研究所などが現在取り組んでいる保護活動は鳥島だけでもいいかもしれないが、別種なら尖閣でも必要だ。だが、領有権を主張する中国とあつれきが生じている場所。佐藤さんは「国の上陸許可を得るのは難しいだろう」と無念に思う。【去石信一】
http://mainichi.jp/articles/20160708/dde/041/070/076000c

http://archive.is/Ol10H
聟島でアホウドリ繁殖支え 巣立ち見届けず4年前他界の獣医師・渡辺さん【東京新聞2016年6月21日】
アホウドリ 新繁殖地 ひな初の巣立ち【毎日新聞2016年5月24日】
アホウドリひな聟島で初の巣立ち 新繁殖地計画の小笠原【共同通信2016年5月23日】

タグ:アホウドリ
posted by BNJ at 22:47 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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