2016年08月08日

猛禽類でカラス撃退「一定の効果」【河北新報オンラインニュース2016年8月8日】(既報多数)

鳴き声でカラスを威嚇するオオタカ

 山形市は2〜4日の3日間、オオタカなどの猛禽(もうきん)類を使って、市中心部からカラスを追い払う実証実験をした。東北の自治体では初の試み。数百羽が密集していたカラスは目に見えて減り、一定の効果が確認された。市は冬にも再度実験を行い、検証を重ねる。
 鷹匠(たかじょう)の菊地誠一さん(55)=福島県只見町=が協力した。オオタカを手にした菊地さんは4日午前4時ごろ、本町1丁目など市中心部で電線に止まるカラスの集団の下を歩いた。「キィーキィー」というオオタカの鳴き声が響くと、カラスは一斉に飛び去った。
 菊地さんは「オオタカなどの猛禽類はカラスの天敵。オオタカを見るのは初めてかもしれないが、カラスの習性として逃げ去ったと思う」と説明した。
 市の担当者は「実験前に比べカラスの数が大幅に減った」と手応えを語る。実験に同行した近隣の男性(77)は「自分のマンション前は毎朝、ふんで真っ白に汚れていた。この3日間はきれいだった」と話した。
 市環境課によると、市中心部には約4000羽のカラスが生息している。2015年度のふんなどに関する苦情や相談は64件。集計を始めた11年度(19件)の3倍以上に増えている。
 これまで市は町内会と連携し、レーザーポインターでカラスを照射して追い払ってきたが、効果は一時的だった。同課の大山敬弘課長補佐は「猛禽類を使った場合の効果期間などを検証し、より良い撃退方法を考えたい」と話した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160808_55007.html

カラス撃退 タカの腕前は…山形で実証実験【読売新聞2016年8月3日】
タカを放つ鷹匠補の佐久間さん(2日、山形市大手町で)
 山形市中心街で住民を悩ませているカラスの対策として、市は2日からの3日間、タカなどの猛禽もうきん類を使った追い払いの実証実験に取り組んでいる。市内初の試みで、2日は鷹匠たかじょうらによる実演が報道陣に公開された。

 実験は夜明け前の午前4時頃、同市十日町の山形中央郵便局付近で始まった。市の委託を受けた福島県内の鷹匠らが、オオタカやハリスホークといったタカを電線上のカラスにゆっくりと近づけていった。すると、鳴き声に驚いたのか、カラスは散り散りに飛び立った。

 鷹匠補の佐久間義実さん(61)は「カラスが(報道陣などの)人間に反応したのかもしれない。タカが声を出した影響もあるかとは思う」と話す。今回の実験では、タカの効果だけで追い払えたとは言い難いという。

 市環境課の板垣隼人主査も「タカを近づけるとカラスが去ったので、一定の効果があったといえる」と評価する。

 同課によると、市内に生息するカラスは4000羽程度と推測され、昨年度の苦情・相談件数は64件に上る。市は今後もこうした実験を繰り返し、カラスが寄りつかない効果的な対策を模索していく考えだ。

(文・写真 岩下亮)
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20160802-OYTNT50234.html

タカでカラスを撃退する実験 上空に追い払うことに成功 山形【FNN NEWS2016年8月2日】
山形県で、カラス撃退の新兵器が、実験に投入された。
夜明け前の街に群がる黒い影。
わが物顔で電線に止まっているのは、カラスの大群。
すると、そこに現れたのは、カラスの天敵、鋭い眼光を放つタカを腕に乗せた1人の男性。
これから、このタカを放って、カラスを追い払おうという。
タカを放つタイミングを慎重にうかがう男性。
そして、次の瞬間、タカを放つ前に、カラスの方が逃げ出していった。
タカがカラスを追っていくが、もう、カラスは1羽もいない。
これは2日朝、山形市で行われた猛禽(もうきん)類を使った、カラスを追い払う実験の様子。
ここ数年、餌を求めるカラスが住み着き、ふんや鳴き声に関する苦情が急増している。
鷹匠(たかじょう)補の佐久間 義実さんは「山形市内は、猛禽類がいない場所なので、そこに猛禽類が現れると、カラスがパニックになり、逃げる」と話した。
実験の対象となったのは、東北四大祭りの1つ、「山形花笠まつり」の会場となるエリア。
本来のすみかである公園や山などに返すため、猛禽類を使ったカラスの追い払いは、全国で行われていて、2016年3月、東京・渋谷でも実証実験が行われた。
カラスがタカを取り囲むなど抵抗を見せたが、上空へと追い払うことに成功した。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00332219.html

猛禽類でカラスの追い払い実験 山形【山形新聞2016年8月2日】
猛禽類のハリスホークを飛ばし、カラスを追い払う実験が行われた=2日午前5時13分、山形市・山形美術館前
 集団化したカラスの被害に苦慮している山形市は2日、猛禽(もうきん)類を使った追い払い実験を行った。撃退法の切り札として関係者が見守る中、タカやハヤブサが市街地を飛び、その姿と鳴き声で威嚇した。周辺からはカラスの姿が見えなくなったのだが…。

 山形市による猛禽類を使った追い払いの実験は2日午前4時に始まったが、カラスの方も危険を察知したのか、この日は市内中心部に黒い集団の姿はまばらで、鷹匠(たかじょう)も苦労を強いられた。

 当初、想定した霞城公園東大手門前にカラスの姿はなく、急きょ、十日町1丁目の山形中央郵便局交差点に移動。電線上で不気味に身を寄せる数百羽のカラスを確認した。この日、駆け付けたのは福島県郡山市で猛禽類カフェを運営する農業法人代表で鷹匠の菊地誠一さん(55)と補佐役の佐久間義実さん(61)。鳴き声を武器とするオオタカ、飛んで威嚇するハリスホークが出撃準備を整えた。

 薄曇りの空はようやく白んできたが、鳥の目にはまだ暗くハリスホークは飛行を待機。左腕にオオタカを乗せた菊地さんが静かに近づくと、カラスがばたばたと飛び立ち始め、「キュエー、キュエー」と甲高い声が響いた時には、一斉に飛び去っていた。

 この後、集積所のごみが食い荒らされる被害に悩む七日町の飲食街に場所を移したがカラスはおらず、東大手門前、市役所前でもハヤブサなどを飛ばしたが、カラスを直接追い払う場面はなかった。各現場には10人を超える報道陣が集まり、「カメラの多さにカラスが警戒したのかも」と佐久間さん。

 それでも、市の担当者は「天敵の猛禽類が近くにいることを認識させることが重要。鳴き声による追い払い効果も確認できた」と話していた。実験は4日まで続き、今冬にも行う予定。
http://yamagata-np.jp/news/201608/02/kj_2016080200045.php

カラス対策 天敵タカなどで撃退実験 山形市【毎日新聞2016年8月2日】
鷹匠の手に止まるオオタカ=山形市本町で2016年8月2日午前4時34分、野間口陽撮影

集団になって電線に止まるカラス=山形市本町で2016年8月2日午前4時14分、野間口陽撮影
 山形市は2日、フンや鳴き声などで住民を悩ませているカラスに対し、タカやハヤブサなどの天敵の猛きん類を使って追い払う実証実験を始めた。夜間は同市役所3階のベランダにワシミミズクを置いて鳴かせることで、樹木に集まるカラスを追い払うなどの実験を4日まで続ける。

 東北の自治体では初の試みという。市環境課によると、市内には約4000羽のカラスが生息しているとみられる。街灯など少し明るい場所に集まり、夜から早朝にかけて集団で樹木や電線などに止まって寝る。「フンの被害がひどい」「鳴き声がうるさい」「ごみを荒らしている」などの苦情は年々増えており、昨年度は約60件が寄せられた。

 同課はこれまで町内会などと協力して、早朝にレーザーポインターをカラスに照射して追い払ってきたが、人手や効果に限界があった。

 そこで、佐賀県などの先進事例を参考にした。猛きん類を飛ばして、カラスに「ここは天敵に狙われる危険な場所だ」と認識させて追い払う。今年度の予算は約40万円で、福島県から鷹匠(たかじょう)ら2人を招き、タカの仲間のハリスホーク、ハヤブサ、オオタカなど計6羽を使った。

 午前4時ごろ、同市本町2でカラスが数百羽止まっている電線を発見。真下の道路はフンで真っ白になっていた。鷹匠らが、ハリスホークや鳴き声を上げるオオタカを手に乗せてカラスの集団に近付くと、カラスは一斉に逃げ出した。

 福島県郡山市の鷹匠補、佐久間義実さん(61)は「猛きん類が生息しない市街地では、カラスは姿を見ただけでパニックになる。鳴き声や姿に反応して電線からカラスがいなくなったので、一定の効果はあったと思う」と話した。

 一方で、山形市内のごみ集積所に群がるカラスの追い払いも予定したが、カラスが寄りつかなかったため中止に。だが、猛きん類を撤収した後、すぐにカラスが集積所を荒らしているという連絡が住民から入る「イタチごっこ」となった。

 同課の板垣隼人主査は「効果はあったが、どれくらいの期間、その場からいなくなるかはまだ分からず、すぐに市街地から山に返すことも難しい。今後もレーザーポインターによる追い払いや、市による捕獲を続ける必要がある」と語った。

 市は今冬もJR山形駅前で同様の実験をする予定で、効果を検証して来年度以降の対策につなげたい考えだ。【野間口陽】
http://mainichi.jp/articles/20160803/k00/00m/040/082000c

http://archive.is/AdpG6
http://archive.is/R83cw
http://archive.is/uA2Oy
http://archive.is/blPMY
http://archive.is/7gnSb
http://archive.is/6XENP
猛禽類使ってカラス撃退、来月に実証実験 山形市【山形新聞2016年7月30日】
天童、東根などカラス営巣の“適地” 停電件数、突出し多い【山形新聞2016年5月11日】
電柱上にあるカラスの巣を撤去 酒田で東北電力【山形新聞2016年4月19日】

posted by BNJ at 11:25 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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