2016年09月17日

多摩動物公園 長寿動物がいっぱい 「敬老の日」にちなみイベント 18、19日 /東京【毎日新聞2016年9月17日】(オオフラミンゴ/オジロワシ/ソデグロヅル)

 戦後の高度経済成長期に開園した多摩動物公園(日野市)には、1958年のオープン当初からすみ続けるオランウータンやゾウなど、元気に長生きしている動物がたくさんいる。敬老の日(19日)にちなみ、同園は今年も18、19の両日、飼育担当者が長寿動物の暮らしぶりや飼育の工夫などを紹介するイベントを開催する。

推定61歳 ボルネオオランウータンのジプシー
 ボルネオオランウータンの雌「ジプシー」は推定61歳の世界最高齢だ。開園した1958年7月に来園した。多摩地区も団地などの開発で、人口が増え始めた時期に当たり、懐かしい思い出のある人も少なくないはずだ。当初、オランウータン舎は未完成。日中は園内、夜は獣医室と居場所が定まらなかったことが名前の由来になった。そのジプシーも、これまでに4頭の娘を出産。現在、子や孫など計8頭の仲間と暮らし、ゴッドマザー的な存在だ。

 ジプシーは優しくて面倒見がいい。けんかの仲裁に入る姿などは「団地の世話好きおばさん」を思わせる。ただ、娘には遠慮気味で、孫の「アピ」(2歳)より、血縁関係の無い「キキ」(15歳)の息子「リキ」(3歳)を、なぜか可愛がる。子どものころキキはジプシーに可愛がってもらったので、安心して任せているのでは、という見方もある

推定63歳 アジアゾウのアヌーラ
 アジアゾウの雄「アヌーラ」も開園当初からの入居組で、推定63歳。アジアゾウの国内最高齢を井の頭自然文化園の「はな子」から引き継いだ。鼻を伸ばし、器具をゆさぶらないと餌が出ない仕掛けが設けられ、運動不足を防いでいる。性格は温厚。次世代を担う若手を気にせず、マイペースで暮らしている。

推定55歳 チンパンジーのペコ
 雌のチンパンジーで国内最高齢の「ペコ」(推定55歳)は、仲間から「長老」として一目置かれる存在だ。群れの中で順位の高い仲間に餌を奪われることもなく、毛繕いさせることもある。歯やあごは健康だが、太りすぎないよう、運動量に合わせて餌の量を加減している。

推定57歳以上 オオフラミンゴの緑20
 オオフラミンゴの雄「緑20」も推定57歳以上の大御所だ。両目は見えないが、羽繕いする様子は他のフラミンゴと変わらない。オキアミが大好きで、1日2回、飼育担当者が餌場に連れて行き、十分採食できるよう見守っている。

34歳 オジロワシの黒岳
31歳 ソデグロヅルの緑
 希少種のオジロワシやソデグロヅルにも、達者な個体がいる。オジロワシの雌「黒岳」(34歳)は、同園で2番目にできたペアの子どもだ。雄の「青」と9羽を巣立ちさせ、その子や孫は、兵庫県・姫路市立動物園など各地の動物園で活躍している。

 ソデグロヅルの雄「緑」(31歳)はもともと主張が強い性格。さらに、人に育てられた影響か、飼育担当者を全く恐れず、近寄ると危険なため、「大(おお)あぶちゃん」の異名を持つ。

 詳しくは同園(042・591・1611)か東京ズーネット(www.tokyo−zoo.net)【斉藤三奈子】
http://mainichi.jp/articles/20160917/ddl/k13/040/111000c

http://archive.is/pp0pm

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