2016年09月28日

もうひとつの動物園 守り・伝える/129 ペンギン/6 /東京【毎日新聞2016年9月28日】

仲人役は飼育員
 葛西臨海水族園は1991年、国内で初めて、ペンギンの中で最も小さいフェアリーペンギン6羽をカナダの水族館から迎えた。その後、2000年までに、生息地があるオーストラリアの動物園から合計27羽が来園した。06年以降、海外からの導入はないが現在、国内の5施設で35羽が飼育されている。

 葛西では、飼育開始当時、フェアリーペンギンは他のペンギンと一緒に展示場で飼育した。だが、好奇心が旺盛で体重差が3倍もあるフンボルトペンギンに追い回され、ストレスが高い状態になっていた。95年、展示施設の一角に仕切りを設け、フェアリーペンギン専用の飼育スペースが設けられた。その年、国内で初めてフェアリーペンギンのひなを巣立ちさせた。

 水族館など限られた数の群れでペンギンを繁殖させると、世代を重ねるうち、どれも血のつながりがある「親戚同士」になり、他の施設のペンギンと交換する必要が生じる。

 日本動物園水族館協会に加盟する施設で飼育されている希少動物は、個体ごとに通し番号が割り当てられ、血縁のある個体が飼育されている施設などが記載された「戸籍簿」が作られている。同園飼育員の山本達也さん(30)は、この戸籍簿を基にフェアリーペンギンの理想的なカップルを作る「仲人」でもある。【斉藤三奈子】
http://mainichi.jp/articles/20160928/ddl/k13/040/120000c

http://archive.is/eNsbO
もうひとつの動物園 守り・伝える/128 ペンギン/5 /東京【毎日新聞2016年9月14日】

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