2016年09月29日

ふるさとネイチャーらんど 9月下旬の錦岡・鈴蘭公園【苫小牧民報2016年9月26日】

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鈴蘭公園へ出掛けてみよう

 苫小牧市錦岡の鈴蘭公園は、苫小牧駒沢大学の近くにある市民公園で、同市緑地公園課によって管理されています。園内には遊具やグラウンドなどがあり、多くの市民が利用していますが、周囲にはハンノキやドロノキを主体とする林、ホザキシモツケやナガボノシロワレモコウなどが繁茂する草原があり、四季を通じて自然観察を楽しめます。

秋の鈴蘭公園

 公園の周囲に広がる林や草原に観察路などはありませんが、公園の周りにある小道などから観察することができます。初秋にはツルウメモドキなどの果実やアキノキリンソウなどの草花を観察でき、花を訪れるハナアブなどの昆虫やこずえを移動するエナガ(柄長)などの野鳥を観察できます。

尾羽の長いエナガ

 エナガは体重が10グラムほどしかない小さな野鳥で、毛糸玉のような体に長い尾羽を付けたかわいらしい姿から「スプーン」という愛称で呼ばれます。
 国内で生息しているのは、北海道から本州、四国、九州、対馬、佐渡島などで、留鳥として生息し、生息場所によってエナガ、チョウセンエナガ、キュウシュウエナガ、北海道に生息するシマエナガの四つの亜種に分けられます。
 シマエナガは本州以南に生息するエナガと違い、顔に黒い線の無い真っ白な顔をしていて、本州から訪れるバードウオッチャーに特に人気があります。

こずえを機敏に移動

 林にすむエナガは長い脚と短い翼、長い尾羽を使って、木々の小枝を機敏に移動しながら食べ物を探します。体に不釣り合いなほど長い尾羽は小枝に逆さになって虫を探すなど、特有のアクロバットな動きを可能にしています。
 機敏な動きができるので、他の野鳥では探せない場所にいる小さな虫や虫の卵を食べることができ、アブラムシの成虫や卵などを好んで食べます。
 また、繁殖期以外の秋から冬にかけて10羽から20羽ほどの小さな群れで行動し、シジュウカラやハシブトガラなどと混群(違う種類の野鳥でつくられる群れ)をつくることが知られています。

ネクタイ模様のシジュウカラ

 シジュウカラはスズメくらいの大きさで、胸にネクタイをしたように見える黒い模様があるのが特徴です。
 胸の模様は雄にも雌にもありますが、雌の模様は雄よりも細くて小さいため、模様を見れば雄と雌を区別できます。
 また、よく似た野鳥にハシブトガラやコガラがいますが胸にネクタイが無いことから区別できます。

ツルウメモドキの果実

 ツルウメモドキはニシキギ科に属する、つる性の木で、他の木につるをからませて成長します。雌雄異株で、9月から見られるようになる直径8ミリほどの果実は、10月になると熟して黄色い果皮が割れ、赤い種子(仮種子)が姿を見せるようになります。
http://www.tomamin.co.jp/feature/view?id=42921

http://archive.is/jb6l5

posted by BNJ at 22:08 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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