2016年10月05日

もうひとつの動物園 守り・伝える/130 ペンギン/7 /東京【毎日新聞2016年10月5日】

雄と雌が子育て協力
 葛西臨海水族園のフェアリーペンギンは、冬から春にかけて繁殖する。展示場に設けた人工の岩の穴に、ペアで集めた枯れ草などを敷き詰めて巣穴を作り、雌は2、3日間隔で卵を2個産む。雄と雌は交代で卵を抱き、約36日でふ化すると、その後も協力し合い、ひなを育てる。
 えさは、両親がある程度消化したアジなどを、口移しで与える。ひなはふ化時の体重は35グラムほどだが、30〜45日ほどで親鳥とほぼ同じ約1キロになる。30倍近くに急成長する計算だ。幼鳥特有のふわふわした茶色い羽は、背中側全体に青みがかった灰色の大人の羽に生え替わる。ふ化後、2カ月ほどで巣立つ。

 「雌が主導権を持ち相手を選ぶので、優しい雄でないともてません」。フェアリーペンギンの夫婦関係について、飼育担当の山本達也さん(30)はそう話す。「飼育下では、時々浮気もしますが、一度ペアになるとどちらかが欠けるまで添い遂げます」

 同園は1995年、国内で初めてフェアリーペンギンの繁殖に成功してから、他の飼育施設と協力しながら繁殖に取り組んできた。しかし、受精卵の採れるペアが限られたり、巣立ち率が低かったりで、繁殖に成功しない施設も多く、国内の飼育数は2005年の46羽から14年には半減している。【斉藤三奈子】
http://mainichi.jp/articles/20161005/ddl/k13/040/087000c

http://archive.is/plQIx
もうひとつの動物園 守り・伝える/129 ペンギン/6 /東京【毎日新聞2016年9月28日】
もうひとつの動物園 守り・伝える/128 ペンギン/5 /東京【毎日新聞2016年9月14日】
もうひとつの動物園 守り・伝える/127 ペンギン/4 /東京【毎日新聞2016年9月7日】
もうひとつの動物園 守り・伝える/126 ペンギン/3 /東京【毎日新聞2016年8月31日】
もうひとつの動物園 守り・伝える/125 ペンギン/2 /東京【毎日新聞2016年8月24日】
もうひとつの動物園 守り・伝える/124 ペンギン/1 /東京 人気者をめぐる物語【毎日新聞2016年8月17日】
もうひとつの動物園:守り・伝える/80 ツシマヤマネコ/4 /東京【毎日新聞2015年6月10日】
もうひとつの動物園:守り・伝える/76 ライチョウ/22 /東京【毎日新聞2015年4月29日】

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: