2016年10月07日

大分)スズメ1000羽超、街戻る 騒音・フン害に悩み【朝日新聞デジタル2016年10月7日】(既報関連ソースまとめあり)

8月3日、タカ作戦の際のスズメ。いったん姿を消したが、また舞い戻ってきた=大分市の中央通り

 スズメは帰ってきた。JR大分駅から北に延びる目抜き通り・中央通りの街路樹に集まる鳥たちの騒音やフン害に悩む大分市は、8月3〜4日に猛禽(もうきん)のタカを放って「追い払い作戦」を展開。期待通りにムクドリは姿を消したが、スズメは1千羽以上戻ってきた。怖いタカがいないのを見透かすようにたたずんでいる。

 佐賀県武雄市から鷹匠(たかじょう)を招いてタカを放ってから、1カ月ほどは平穏な状態が続いた。首尾良くいったかにみえたが、9月中ごろになって、市道路維持課は、スズメだけが中央通りに戻ってきているのを確認した。

 夜になると群れで街路樹に集まる。ムクドリほどではないが、以前と同じく騒音とフン害を引き起こしている。

 中央通りでは今月16日、9年ぶりの歩行者天国が予定されていることもあり、市は以前から行っている対策を再開した。

 「武器」は、拡声機と長い棒。市職員らは4、5両日の夜、拡声機を通して、スズメが敵に襲われた時に発する鳴き声の録音を流した。危険を感じて立ち去ることを期待した方法で、拡声機には、猛禽類のフクロウを模した人形も取り付けている。さらに、棒で街路樹の枝を揺らし、足元から追い払った。

 だが、スズメたちは一時的に付近の別の街路樹に移るだけで、しばらくするとまた戻ってくる。

 山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の平岡考(たかし)・自然誌研究室専門員は「ムクドリとスズメは生態が違い、タカを放った効果に差が生じる可能性はある」とみる。

 市は、タカ作戦に乗り出す前の今年7月、鳥がとまれないように街路樹の枝を剪定(せんてい)した。しかし、市民から「目抜き通りの街路樹なのに格好が悪い」という意見が寄せられたといい、同じことを繰り返すのははばかられる状況だ。

 8月のタカ作戦にかかった費用は、鷹匠への謝礼、事前にムクドリの数を数える調査委託費などで総額約85万円。市の担当者は「そう頻繁に依頼できるものではないが、もう一度来てもらうことも考えねばならないか……」。タカ作戦を繰り返せば、スズメは懲りるか。思案は続く。(枝松佑樹)
http://www.asahi.com/articles/ASJB644TWJB6TPJB00F.html

大分市中央通り 追い払い実験2ヵ月 スズメ戻る いたちごっこの様相【大分合同新聞2016年10月6日】
音に驚いて逃げるスズメ=4日、大分市の中央通り
大分市中央通り 追い払い実験2ヵ月 スズメ戻る いたちごっこの様相  大分市中心部の中央通りで4、5の両日、スズメを追い払う実験があった。街路樹を寝床にし、ふんを落とすムクドリやスズメを天敵のタカ(ハリスホーク)、ミミズクを使って追い払う実験から約2カ月。ムクドリはいまだに姿を見せないが、スズメは戻り、夕暮れにはふんを落としている。人と鳥の知恵比べはいたちごっこの様相を帯び始めた。

 4日夜、市職員がスピーカーからスズメが嫌がる音を流し、街路樹を棒でたたいて歩いた。スズメは一斉に飛び立ったが、大半は近くの木に移るだけ。実験の効果は限定的なようだ。
 天敵を使った8月の実験で、スズメはいったん市中心部の街路樹に散らばったとみられる。国道10号を管理する国土交通省大分河川国道事務所には「市中心部の国道沿いでスズメのふんが増えた」という通報があった。事務所は大道入り口―金池町1丁目交差点間(約600メートル)で約50本の樹木を剪定(せんてい)し、寝床にならない作業を進めている。
 スズメが中央通りに戻ってきた理由について、日本野鳥の会県支部は「ハリスホークは小型の鳥を襲わない。ムクドリより一回り小さいスズメは驚いたものの、あまり恐怖を感じなかったのではないか」とする。
 中央通りは16日、第1回おおいた食と暮らしの祭典の一環で歩行者天国になる。市は歩行者が多くなるだけに、ふん被害をなくしたいが、「このままではいたちごっこ」(道路維持課)と頭を抱える。今後は猛禽類を使ったり、嫌がる音を流す実験結果を検証し、最も効果の高い方法を探ることにしている。

メモ:ムクドリは天敵を使った実験後、中央通りから姿を消した。新春日町の市営駄原総合運動公園や片島地区などで日中の目撃情報はあるが、「ふんなどの苦情はない」(市道路維持課)。市は通報があれば、調査して街路樹の枝切りやふんの清掃などをするという。
 猛禽類を使った実験の事前調査に当たったNPO法人文化財調査保存協会(大分市)は「ムクドリは餌場の高崎や庄の原地区などを寝床にしているようだ。今後、季節による餌場の変化とともに行動パターンが変わり、中央通りに戻ることも考えられる」とする。
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/10/06/132751385

http://archive.is/BG4o0
http://archive.is/D56EF
九州沖縄なう タカで野生ザル追い払い 大分市、農作物被害【佐賀新聞LiVE2016年9月20日】
ムクドリ退散 しかし別の鳥が…(大分県)【NNNニュース2016年9月15日】
タカの出番だ、サルよ去れ 出荷最盛期の田ノ浦【大分合同新聞2016年9月7日】
ムクドリの次は「離れザル」鷹匠が現地調査【OBS大分放送ニュース2016年8月29日】
ムクドリ撃退作戦、成果 大分・中央通り【読売新聞2016年9月6日】
ムクドリ対策「鷹匠」で撃退に成功か 3週間経過、群れ姿消す 大分市長「農作物の鳥獣被害対策に活用も」 /大分【毎日新聞2016年8月27日】
大分)ムクドリ対策、タカ出動 いたちごっこ解消に期待【朝日新聞デジタル2016年8月15日】
ムクドリ対策 タカをもって制す 鷹匠に駆除委託 大分市の中央通りで来月3、4日 /大分【毎日新聞2016年7月30日】
ムクドリ対策タカ投入 ふん害に憤慨、大分市が実験へ【大分合同新聞2016年7月23日】

posted by BNJ at 11:58 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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