2016年10月07日

【サロベツ原野】カリガネ 識別法【朝日新聞デジタル2016年10月6日】

カリガネの一群。くちばしの付け根と額が白いのが成鳥
■目の周りのリングで見分ける

 原野を歩いているとマガンの群れが飛んで来た。マガンの鳴き声に交じり、甲高い「キーキー」というカリガネの鳴き声がした。とっさにレンズを向け、群れの中からカリガネを探し、上空を通過する一群を写した。

 撮影した写真を見ると、5羽の成鳥と5羽の幼鳥が写っていた。成鳥はくちばしの付け根から額にかけ、目立つ白い部分がある。幼鳥にはそれがなく、成鳥の腹にある黒い横帯もない。

 10日ほど前から、オオヒシクイの群れの中に、2羽のカリガネ成鳥がいるのを見てきた。今朝も牧草地で採餌をしていた。この一群は、2〜3日前から渡来が増しているマガンと、一緒にやって来たようだ。9月末から10月上旬にかけて、サロベツに滞在するガンたちの数がピークになる。ほとんどがオオヒシクイで、マガンは少数だ。

 カリガネも渡来数がとても少ない。日本で見られるガンの中では、一番小さくマガンとよく似ているが、目の周りに黄色いリングがある。これが一番の識別方法で、成鳥だけでなく、幼鳥にもある。くちばしが濃いピンク色で小さく、成鳥のくちばしの付け根の白い部分が、額の上まで広がっている所も違う。

 カリガネが渡来する時季になると、出合いを願い探し回る日が多くなる。が、良いシャッターチャンスはまれにしかない。

 (動物写真家・富士元寿彦)
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20161005011430001.html

http://archive.is/YNRUZ

posted by BNJ at 11:53 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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