2016年10月16日

大町で「ライチョウサミット」開幕 初めて市民向けシンポ【信濃毎日新聞2016年10月16日】

飛翔するライチョウの画像(左上)の前で、保護への協力を誓う「大町宣言」を拍手で承認するパネリストや出席者ら=15日、大町市
 国特別天然記念物のニホンライチョウの生息状況や保護策を報告する「ライチョウサミット」が15日、大町市で開幕した。県や市でつくる実行委員会の主催。県鳥でもあるライチョウを取り巻く環境の厳しさや高山帯の自然を保全する大切さを知ってもらおうと、初めて一般向けに企画したシンポジウムを市文化会館で開き、市内外の約400人が来場。会場全体でライチョウ保護への協力を誓う「大町宣言」を拍手で承認した。

 サミットは、研究者の情報共有の場として「ライチョウ会議」の名で2000年に始まり、17回目の今年からサミットに。同市での開催は初回を含む4回目で9年ぶり。

 ライチョウは生息数が減少しており、以前は見られなかったキツネやテンなどの野生動物が生息域の高山帯に現れ、新たな脅威となっている―と研究者の報告を聞いた。

 その後のパネル討論で、中村浩志信州大名誉教授(鳥類生態学)は「多くの皆さんの協力を得なければライチョウを守れない」と強調。ただ、この日の来場者数が目標の600人に届かなかったことに触れ、「県民の自然に対する関心は高くないと感じた」と残念がった。牛越徹大町市長は「ライチョウをきっかけとして県民や市民の皆さんに環境問題に関心を持ってもらうことが大事」と話した。

 長野市から来た豊野高等専修学校3年の山本達馬さん(17)は「問題の深刻さを知った。県のシンボルのライチョウを守るために協力したい」と話していた。

 大町市内では今年、市立大町山岳博物館がニホンライチョウの人工飼育を12年ぶりに再開し、保護への機運が高まっている。鳥羽章人館長は「専門家や行政、民間団体が連携を密にする新たなステップになれば」と期待した。

 最終日の16日は午前10時から、ライチョウの専門家や飼育を行う動物園が報告する「専門家会議」を同市のサン・アルプス大町で開く。聴講無料。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20161016/KT161015ATI090006000.php

http://archive.is/od2Ln
ふ化100日 ライチョウ雌雄はっきり 大町で飼育の4羽【信濃毎日新聞2016年10月13日】
ニホンライチョウ 生息数回復させたい 長野県「ライチョウサポーターズ」、「イネ科」除去に初参加 火打山 /新潟【毎日新聞2016年9月17日】

posted by BNJ at 11:18 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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