2016年11月06日

イヌワシ 杉切って、戻る 密集の人工林、狩りしづらく 群馬・新潟県境で実験【毎日新聞2016年11月6日】(既報5ソース/既報関連ソースあり)

【上】人工林を伐採した場所に姿を現したイヌワシ=群馬県みなかみ町相俣の「赤谷の森」で2015年12月26日撮影【下】「狩り場」となるように伐採された人工林=いずれも日本自然保護協会提供

 絶滅危惧種に指定されているニホンイヌワシの「狩り場」になるように、群馬・新潟県境の国有林でスギの人工林を試験的に伐採したところ、飛来頻度が1・7倍に増えたことが日本自然保護協会(東京都)などの調査で分かった。放置された人工林は樹木の間隔が狭く、イヌワシにとって狩りがしにくいと考えられている。今後、伐採した場所に草や低木が茂ると獲物が増え、繁殖行動を取りやすくなることが期待されている。

 イヌワシは北海道から九州まで生息し、国内生育数は500羽程度とみられる。1990年代に減少が加速した。一因とされるのが、50年代に大量に植栽された後、間伐されずに放置されたスギやヒノキの人工林。自然林より密集しているため、上空からノウサギなどの獲物を探しづらいという。

 そこで、日本自然保護協会と林野庁、地域住民らでつくる「赤谷(あかや)プロジェクト地域協議会」の3団体が昨年9月、国内初の試みとして群馬・新潟県境の「赤谷の森」(約1万ヘクタール)の人工林2ヘクタールを全面的に伐採し、前後の1年間に上空でイヌワシの飛来を観察できた時間を比較した。その結果、伐採前が約941時間の観察時間のうち27時間、伐採後が約1113時間のうち54時間で、飛来頻度が約1・7倍になった。更に、獲物を探して地上を見下ろす仕草が伐採後に4回確認された。

 同協会によると、伐採したエリアには本来の植生であるブナやミズナラの若木が育ち始めているという。担当者は「ノウサギなどが増えて狩り場になれば、つがいの繁殖行動にもつながる」と話している。

 3団体は来年、新たに1ヘクタールを伐採して試験を続ける。宮城県南三陸町でも同様の試験伐採が計画されている。【尾崎修二】
http://mainichi.jp/articles/20161106/ddm/041/040/135000c

【群馬】イヌワシ保護へ効果確認 狩り場確保へ人工林の一部伐採【東京新聞2016年10月20日】
ニホンイヌワシの狩り場とするため伐採された人工林=みなかみ町で(日本自然保護協会提供)

 日本自然保護協会(東京)などは18日、絶滅が危ぶまれるニホンイヌワシの狩り場となる自然林に戻すため、群馬・新潟県境に広がる国有林「赤谷の森」(約1万ヘクタール)の人工林2ヘクタールを試験的に伐採したところ、その場所で餌を探す行動が確認されたと発表した。生息環境の向上につながる変化といい、来年も近くでさらに1ヘクタールを伐採して試験を続ける。
 近年、林業の衰退で放置された人工林が増え、イヌワシが上空から餌となるノウサギなどを見つけにくくなったり、そうした動物が育ちにくくなったりしていると指摘され、減少の一因とみられている。
 赤谷の森での伐採は昨年九月、みなかみ町相俣で実施。その前後の各一年間でイヌワシの行動を比較した結果、伐採地への出現頻度が約一・七倍に高まった。以前は見られなかった獲物を探す行動も計四回確認された。
 宮城県南三陸町で同様の取り組みが計画されており、担当者は「科学的根拠に基づいた取り組みが全国に広がることに期待したい」としている。
 イヌワシは北海道から九州まで分布する大型猛禽(もうきん)類。日本イヌワシ研究会によると、国内生息数は五百羽程度で、環境省が絶滅危惧種に指定している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201610/CK2016102002000183.html

林伐採でイヌワシの飛来増加…狩り場見やすく【読売新聞2016年10月20日】
人工林を伐採した「狩り場」上空を飛ぶイヌワシ(日本自然保護協会提供)
人工林を伐採したイヌワシの「狩り場」(日本自然保護協会提供)

 絶滅危惧種のイヌワシがいる群馬県みなかみ町の国有林で、イヌワシが狩りをしやすいように一部の人工林を伐採したところ、この「狩り場」に現れる頻度が増えたと、日本自然保護協会や林野庁などのプロジェクトチームが発表した。

 人工林を全面的に伐採して狩り場にする実験は国内初で、今後、さらに狩り場を広げていく計画という。

 イヌワシの国内生息数は推定約500羽。ノウサギなどの小動物を上空から襲って捕獲するが、戦後、盛んに植えられた人工林が成長するにつれて、獲物を見つけやすい開けた場所が減った。

 今回の実験では、一組のつがいが生息する同町の国有林「赤谷あかやの森」のうち、スギの人工林2ヘクタールを昨年9月に伐採。その前後でイヌワシの行動を観察したところ、伐採後は狩り場への飛来が倍近くに増えたという。

(ここまで348文字 / 残り89文字)
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20161019-OYT1T50110.html

イヌワシ出現1.7倍 餌探し、環境向上裏付け 赤谷の森 【上毛新聞ニュース2016年10月19日】
日本自然保護協会(東京)などは18日、絶滅が危惧されるイヌワシの狩り場とするため、群馬県みなかみ町の国有林「赤谷の森」(約1万ヘクタール)で人工林2ヘクタールを試験的に伐採したところ、その場所で餌を探す行動が確認されたと発表した。

 狩り場の創出が生息環境の向上につながったとみており、2017年度は近くでさらに1ヘクタールを伐採して試験を続ける。

イヌワシ(折内耕一郎さん撮影)

イヌワシの狩り場とするため伐採された人工林(日本自然保護協会提供)
http://www.jomo-news.co.jp/ns/8814768033374406/news.html

群馬)イヌワシの巣立ち確認 みなかみで7年ぶり【朝日新聞デジタル2016年10月19日】
巣立ち後10日ほどのイヌワシの幼鳥=みなかみ町赤谷の森、日本自然保護協会提供

 日本自然保護協会や林野庁などは18日、みなかみ町の国有林「赤谷(あかや)の森」で、国の天然記念物で絶滅が危ぶまれるイヌワシの巣立ちが7年ぶりに確認されたと発表した。獲物となるノウサギを狩りやすい環境をつくったことが影響したとみている。

 国と環境NGO、地域住民が2004年から、赤谷の森(約1万ヘクタール)で自然林の復元などに取り組んできた。昨年、スギ林2ヘクタールを切り、ノウサギなどが好む開けた草地をつくったところ、上空でイヌワシが獲物を探す行動が伐採前の1・7倍に増えた。

 赤谷の森では10年以降、イヌワシの繁殖成功が確認されていなかったが、今年は6月20日に幼鳥1羽が巣立ったことが確認された。林野庁などは来年、約1ヘクタールの人工林をさらに試験的に伐採する予定という。(小堀龍之)
http://www.asahi.com/articles/ASJBL551KJBLULBJ00J.html

イヌワシ保護、効果確認 人工林伐採で生息環境向上【共同通信2016年10月18日】
ニホンイヌワシ=群馬県みなかみ町(折内耕一郎さん撮影)
 日本自然保護協会(東京)などは18日、絶滅が危ぶまれるニホンイヌワシの狩り場とするため、群馬・新潟県境に広がる国有林「赤谷の森」(約1万ヘクタール)の人工林2ヘクタールを試験的に伐採したところ、その場所で餌を探す行動が確認されたと発表した。生息環境の向上につながる変化といい、来年も近くでさらに1ヘクタールを伐採して試験を続ける。

 近年、林業の衰退で放置された人工林が増え、イヌワシが上空から餌となるノウサギなどが見つけにくくなったり、そうした動物が育ちにくくなったりしていると指摘され、減少の一因とみられている。
http://this.kiji.is/161041901605863429

http://archive.is/SvpPn
http://archive.is/QYOb4
http://archive.is/rMGEH
http://archive.is/Tu3Hd
http://archive.is/ARDim
http://archive.is/FZbro
自然保護のために森の木を切る?!イヌワシが暮らす森の試みとは【dot.ドット朝日新聞出版2016年7月2日】

タグ:イヌワシ
posted by BNJ at 12:30 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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