2016年10月19日

もうひとつの動物園 守り・伝える/132 ペンギン/9 /東京【毎日新聞2016年10月19日】

ひな7羽巣立ち、デビュー
 葛西臨海水族園では今年、フェアリーペンギンの両親が育てたひな2羽と飼育員が育てたひな5羽が巣立ち、展示場にデビューした。飼育員の山本達也さん(30)は「経験を生かし保温や給餌など親鳥やひなをサポートして巣立ち率を上げたい」と話す。

 山本さんは国内のフェアリーペンギンの飼育や繁殖などを立案する「個体群管理者」でもあり、他の施設を含め、長期的な視点で個体数の維持を考える立場にある。2014年に国内には23羽いたが、20年後は10羽まで減少すると予測される。山本さんは「葛西で増えたペンギンを他の施設に移動し、日本全体で個体数を増やし、野生の生息数減少に備えたい」と考えている。

 野生のフェアリーペンギンはオーストラリア南岸からニュージーランドの温帯に分布する。定住性が強く、ペアは海岸近くの草地や岩穴、民家の床下などに巣をつくり、朝、暗いうちに海に出て、日が沈んでから巣に戻る生活を送る。

 温帯は人間も多く、海と巣を往復するフェアリーペンギンが海岸の道路で交通事故に遭うケースが増え、保護団体がドライバーに注意を促す標識を設置している。体が小さいため、犬や猫、アザラシやサメなど陸でも海でも天敵が多い。冷涼な地域に住む種に比べ、温帯に生息するフェアリーペンギンは身の回りに危険がたくさんあるのだ。【斉藤三奈子】
http://mainichi.jp/articles/20161019/ddl/k13/040/054000c

http://archive.is/fFUw2
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