2016年10月20日

絶滅危惧種ケイマフリ、海上から独自調査 天売島の写真家・寺沢さん【どうしんウェブ2016年10月20日】

陸側から死角になっている岩場で確認されたケイマフリの群れ=寺沢孝毅さん撮影
 【天売】天売島在住の自然写真家寺沢孝毅さん(56)が本年度、絶滅危惧種の海鳥ケイマフリの生息数の独自調査を始めた。生息数は環境省が陸上から数えているが、死角を減らす狙いで、海上から計数する。3年間実施し、冊子にまとめる計画。初年度は速報値で最大651羽を確認した。

 寺沢さんが代表を務める有限責任事業組合「守りたい生命プロジェクト」の事業。小型ボートで繁殖地である同島西側の断崖に回り込み、海上から双眼鏡(8倍)で約100メートル先の鳥を数える。本年度は4月16日〜7月20日のうち天候条件の良い延べ26日間、午前6時〜9時に実施した。651羽を確認したのは7月10日。次いで12日が548羽、14日が507羽だった。

 一方、環境省の調査によると、今年の最大値は410羽(4月10日)だった。数の違いについて寺沢さんは「陸から死角になっている岩場に40〜50羽の群れがいる。海上から数えれば、実態に近い数が得られるのではないか」と独自調査の意義を強調。来年度以降も同じ方法で調査を続ける。

 環境省は「海上からの調査は不安定で、数にばらつきが出やすい」としつつ、「陸からの死角があるのも事実。日付や時間帯など双方のデータから相関を取って補正すれば、実態に近い値が推計で得られる可能性はある」(羽幌自然保護官事務所)としている。

 ケイマフリはチドリ目ウミスズメ科で体長約40センチ、黒い体と赤い足が特徴。環境省のレッドリストで、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」と評価されている。天売島は国内最大の繁殖地だが、1960年代に推定3千羽だった生息数は2004年に171羽まで減った。(長谷川賢)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0328635.html

http://archive.is/dGaja

posted by BNJ at 11:31 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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