2016年10月27日

もうひとつの動物園 守り・伝える/133 ペンギン/10 /東京【毎日新聞2016年10月26日】

フンボルトペンギンの繁殖地を再現した葛西臨海水族園のペンギン展示場
繁殖利用の岩山を再現
 1989年に開園した葛西臨海水族園は、フンボルトペンギンなど年間を通して日本の屋外でも過ごせるペンギンを中心に、飼育している。上野動物園から引き継ぎ、繁殖に努めてきた。

 展示場の陸地部分は野生のフンボルトペンギンが繁殖に利用する岩山を再現した。岩山はモルタル製で、自然の岩から型どりしたパネルを組みあげ、ガラス繊維で強化している。最も高い所は約7メートルあり、上野動物園のサル山とほぼ同じ高さだ。展示施設は群れで飼育する必要があり、広さ1000平方メートルの敷地に総水量400トンのプールを設けた。人工的に自然の波を再現する設備まである。

 日本人はペンギンと聞くと「南極」を思い浮かべるが、実は18種が知られているペンギンのうち南極大陸周辺だけに生息する種は、エンペラーペンギンとアデリーペンギンの2種しかない。

 野生のフンボルトペンギンも南極ではなく、南米のペルーからチリの太平洋沿岸に「コロニー」と呼ばれるいくつかの巣が集まった繁殖場所がある。フンボルトペンギンは生まれ育った場所への執着が強く、ほとんどの場合、一年中同じ地域で生活する。そのため、生息地には数千〜数万年もかけて海鳥のふんや卵の殻などが積み重なり「グアノ」と呼ばれる肥料に使う資源になる。【斉藤三奈子】
http://mainichi.jp/articles/20161026/ddl/k13/040/043000c

http://archive.is/TegCC
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