2016年11月07日

命名権で運営のライオン展示場、東京湾望む複合施設で続々成功 売店も閉鎖中の自然公園の運命は…【産経ニュース2016年11月7日】(千葉市泉自然公園)

昭和40年代、週末の駐車場は自家用車でいっぱいになった=泉自然公園(千葉市提供)
 動物園や海浜公園の再生に成功してきた千葉市が、かつては多くの利用者でにぎわった緑豊かな泉自然公園(若葉区野呂町)の集客アップへ、民間事業者からの提案を募集している。家族連れやデートの場所として人気で、週末には駐車場がいっぱいになった同園は、今では売店も閉鎖され、あるのは自動販売機だけという寂しい状況。市の担当者は「突飛(とっぴ)な提案でも構わない。かつてのにぎわいを取り戻したい」と、民間の自由な発想に期待を寄せる。

 「30代の長女と長男がまだ小さいころは、毎週のように来ていた。ウサギなどの小動物の飼育小屋もあって楽しんだ。小学生ぐらいになると自転車を借りてサイクリングしたものだよ」

 10月上旬、泉自然公園を訪れていた千葉市中央区に住む無職、加藤猛さん(66)は、懐かしそうに話した。さわやかな青空が広がる日和に恵まれたが、平日とはいえ、園内に人影はまばら。加藤さんは「音楽祭なんて開いたらいいと思う。自然が豊かだから、夜の公園を散歩できたらおもしろいかも」と話した。

 同園は42・8ヘクタールの敷地を誇り、「日本さくら名所100選」としても知られる。昭和44年に開園以来、半世紀近くにわたり市民に親しまれてきた。

 カワセミやフクロウなどの野鳥の姿もみられる。桜はもちろん、秋は紅葉でも有名だ。しかし、夏冬のオフシーズンの利用者は、その数分の1程度まで落ち込む。

 千葉市によると、同園の利用者は昭和49年度に36万人を数えた。かつては都内からバスで遠足に来る人々でにぎわったが、昨年度には約14万5千人とピーク時の半分以下まで減少した。

 園内で自転車を貸し出していたサイクリングセンターも、利用者の減少から平成24年末で廃止された。園内には売店も1つもなく、飲料の自動販売機があるのみだ。

 千葉市は、利用者数の低迷の原因をレジャーの多様化にあるとみている。「昔は休日、公園にピクニックに行くような家族も多かったが、現在は少なくなった。大型の娯楽施設出現の影響もある」(市の担当者)という。

 一方、市内では、利用者が劇的に増加した成功例がある。稲毛海浜公園では、「東京湾を望むレストラン」を条件にアイデアを募集。サイクリングセンター跡地に今年3月、レストランなどの複合施設「ザ・サーフ オーシャンテラス」をオープンさせた。5月には、単月の利用者は、サイクリングセンター当時の約5倍に増えた。

 千葉市動物公園でも、大手学習塾の命名権(ネーミングライツ)で運営するライオン展示場が今年4月にオープンし、V字回復につながった。

 「泉自然公園も、やり方次第で利用者が戻ってくる可能性はある」(市の担当者)。企業からの問い合わせも相次いでいるほか、市から企業への「営業」にも余念がない。

 千葉市内では、昭和の森公園(緑区)の利用者も、減少傾向にある。レジャーの多様化を逆手にとる発想が必要だ。泉自然公園再生のアイデア募集では、「自然に配慮したアイデア」という以外は制限を設けず、民間の柔軟な発想に期待をかける。

 提案の応募は12月2日まで。問い合わせは市緑政課(電)043・245・5774。
http://www.sankei.com/premium/news/161107/prm1611070001-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/161107/prm1611070001-n2.html
http://www.sankei.com/premium/news/161107/prm1611070001-n3.html

http://archive.is/DSXE0
http://archive.is/r6Xs1
http://archive.is/5BB5K

posted by BNJ at 22:08 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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