2016年11月18日

タンチョウ鶴愛護会 餌代の寄付を 運営ピンチ 北海道・釧路【毎日新聞2016年11月18日】(既報関連ソースあり)

生きた魚を与える冬場の給餌作業の様子=釧路市タンチョウ鶴愛護会提供
 北海道釧路市を中心に国の特別天然記念物タンチョウの保護活動に取り組んでいる市民団体「釧路市タンチョウ鶴愛護会」(吉田守人会長)が、冬の給餌活動開始を前に、新たに寄付を募ることを決めた。給餌には生きた魚を用いているが、行政の補助金が減らされたり、個人中心の会員が減ったりして餌代の確保が難しくなったため、広く支援を求めることにした。

 自治体の補助と会員が拠出する会費で活動してきたが、行政側は徐々に補助金を削減し、愛護会の餌代負担が3分の2を占めるようになった。一方でピーク時に個人中心に200を超えていた会員数は高齢化などで約130まで落ち込み、会費だけでは資金面で運営が難しくなっていた。

 生きた魚の給餌は12月から翌年2月まで。吉田会長は「春にタンチョウがペアとなって産卵するためにも冬場の生きた魚は重要な栄養源。歴史がある活動をこれからも継続したい」と話している。

 寄付に関する問い合わせは愛護会事務局(0154・66・1117)。【平山公崇】
http://mainichi.jp/articles/20161118/ddr/041/040/004000c

北海道)タンチョウ好物の活魚給餌にSOS 愛護会【朝日新聞デジタル2016年11月17日】
生きたウグイを雪原にまく「お魚タイム」=阿寒国際ツルセンター提供

 国の特別天然記念物タンチョウの冬の餌となる活魚を確保するため、釧路市タンチョウ鶴愛護会がスポンサーの募集を始めた。タンチョウは絶滅の危機をほぼ脱したが、発足から半世紀が経ち、全国にいた会員が高齢化などで減り、餌代を十分にまかなえなくなってきた。活魚給餌(きゅうじ)は来月始まる。

特集:どうぶつ新聞
 愛護会は1965年、阿寒タンチョウ鶴愛護会として発足。2005年の阿寒町と釧路市の合併を経て、現在の名称になった。保護活動の拠点は阿寒国際ツルセンター(釧路市阿寒町)。隣接する観察センター前の給餌場では、河川の凍結や積雪などで餌不足となる11〜3月、環境省の委託を受けて飼料用トウモロコシを与えている。

 環境省委託の他の2カ所の給餌場と同様、最盛期には数百羽が集まるが、活魚給餌は阿寒だけだ。12〜2月の毎日午後2時、担当者がバケツに入ったウグイを雪面にまくとオオワシやオジロワシが飛来し、争奪戦を繰り広げる。その光景が国内外の写真家らを引きつけ、毎日のようにレンズの放列ができる。

 ログイン前の続き愛護会発足後の68年には養殖池を造って好物のドジョウを与えていたが、農薬や河川改修で激減し、塘路湖産のウグイに切り替えた。給餌量は1トンで購入費は約40万円。市が3分の1、残りを愛護会が負担する。07年に179個人・団体だった会員は110〜130個人・団体に低迷。昨冬はウグイ約690キロのうち500キロは価格が安い冷凍物を使った。

 会員の減少は高齢化などで阿寒までの足が遠のいていることや、生息数が増えて保護の機運が落ち着いてきたことなどが挙げられる。昨年は発足50周年記念事業への支援で一時的に増えたが、今後の増加は見込めず、活魚給餌に限ったスポンサー(賛助会員)を募集することにした。

 阿寒の給餌場は戦後間もない50年1月、地主の故山崎定次郎さんが初の人工給餌に成功した「聖地」。当時、釧路湿原を中心に数十羽しかいなかったタンチョウは、周辺住民らの保護活動で1500羽を超えるまでに増えた。

 環境省は飼料用トウモロコシの給餌量見直しを進めているが、活魚給餌は「冬でも自然界にある食べ物を食べさせてあげたい」という思いが原点。愛護会の吉田守人会長は「野生のタンチョウに生きた餌を給餌しているのは日本でここだけ。継続への支援をお願いしたい」と話している。

 スポンサー料(1口)は法人1万円、個人2千円で、当面は20万円が目標。振り込みは「釧路市タンチョウ鶴愛護会」の名義で、釧路信金阿寒支店(普通口座0991527)か郵便局(口座番号02730・9・102187)で。問い合わせは愛護会事務局(0154・66・1117)へ。(奈良山雅俊)
http://www.asahi.com/articles/ASJC741HBJC7IIPE010.html

http://archive.is/9qmkR
http://archive.is/u5w6V
タンチョウ 呼び戻そう 農業や観光振興の資源に 長沼の「舞鶴遊水地」 /北海道【毎日新聞2016年11月10日】
ボランティアに分業制、タンチョウ鶴愛護会【釧路新聞2016年10月14日】
地域に守られ タンチョウの幼鳥飛び立つ【朝日新聞デジタル2016年9月28日】
北海道)「タンチョウも住めるまちづくり」始動【朝日新聞デジタル2016年9月7日】
タンチョウの給餌量2割減に/釧路管内【釧路新聞2016年7月31日】
環境省がタンチョウ保護増殖終了方針 給餌「将来的に全廃」【毎日新聞2016年7月30日】

posted by BNJ at 12:05 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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