2016年11月19日

北斗星(11月19日付)【秋田魁新報2016年11月19日】(鳥インフルエンザ)

 県北に出掛けたついでにハクチョウの飛来地として知られた河川公園に立ち寄ってみたが、1羽もいなかった。残念だが諦めるしかない

▼10年ほど前までこの河川公園では市民がハクチョウを餌付けしており、多い日で数百羽のハクチョウと、それを上回る数のカモ類が集まっていた。カモたちは川沿いの駐車場まで上がり、人が近づいても逃げなかった

▼そんな光景を一変させたのが鳥インフルエンザ騒動だ。2008年4月、十和田湖畔でハクチョウの死骸から強毒性の鳥インフルエンザウイルスが検出され、県がハクチョウの飛来地を抱える市町村に餌付けの自粛を呼び掛けたのだ

▼県が心配したのはハクチョウに加え、餌を目当てに集まるガンやカモ類だった。鳥インフルに感染したこれら渡り鳥のふんが靴底に付着すれば、人によって感染が拡大しかねない。比内地鶏の鶏舎が集中する県北では、いち早く市民が餌付けをやめた

▼カモが人の足元にまとわりつくようでは駄目だと思っていただけに、餌付け自粛の呼び掛けは納得できた。野生動物と人が触れ合える貴重な場所ではあったが、ハクチョウは愛玩動物ではないのだから、一線は引かなければいけないと思う

▼秋田市大森山動物園の鳥インフル問題は、感染拡大を防ぐため飼育していた鳥たちの一部を殺処分する事態に至った。飼育員たちの無念さは察するに余りあるが、人間が管理する施設での緊急事態である。危機管理能力が試されている。
http://www.sakigake.jp/news/article/20161119AK0013/

http://archive.is/F8oJA
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posted by BNJ at 12:42 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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