2016年11月26日

ライチョウ 保護推進へ 妙高でシンポ 官民協働を確認 /新潟【毎日新聞2016年11月25日】(既報1ソース)

妙高戸隠連山国立公園の象徴・ライチョウ保護のあり方などを話し合った「妙高ライチョウシンポジウム」=妙高市で
 妙高市は、妙高戸隠連山国立公園の火打山(2462メートル)周辺に生息する国の特別天然記念物・ライチョウの保護について話し合う「妙高ライチョウシンポジウム」を、同市の妙高高原メッセで開いた。ライチョウの保護が同国立公園の自然環境保全にもつながることなどが紹介され、官民協働で保護を進めることを申し合わせた。

 ライチョウは環境省のレッドリストで、近い将来、野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B」に分類されている。2012年からは同省の保護増殖事業の対象となり、同省と市は今年度から、保護に向けた官民協働の環境保全活動に取り組んでいる。

 20日のシンポジウムには、市内外から約180人が参加。「火打山のライチョウの現状と保全に向けた課題」と題し、自然体験プログラムなどを企画運営する「新潟アウトドア企画」の長野康之代表理事が基調講演した。

 長野さんは、国内5個体群のうち最北にすむ火打山周辺のライチョウは、最小の個体群ながら、遺伝子では3番目の多様性を持つ特異な存在で、他の個体群と比べ雌が多く、産卵数も多いなど、多くの謎に包まれていることを紹介。保護に向けては、一般登山者からの目撃情報の提供が重要だと指摘した。また火打山の山頂近くまでニホンジカやイノシシが入り込み、営巣地やえさ場が荒らされている様子を動画で示し、対策が急務であることを強調した。

 講演後は、リレートークやパネルディスカッションが開かれ、参加者らはライチョウを通して豊かな自然をどのように後世に伝えていくかなどについて、意見を交わした。【浅見茂晴】
http://mainichi.jp/articles/20161125/ddl/k15/040/247000c

新潟)北限のライチョウ、保護へ一歩 妙高でシンポ開催【朝日新聞デジタル2016年11月23日】
絶滅が心配される火打山のライチョウ(環境省妙高高原自然保護官事務所提供)
 妙高市と糸魚川市にまたがる火打山(標高2462メートル)周辺に生息し、絶滅が心配される国の特別天然記念物ライチョウの保護をテーマにしたシンポジウムを、妙高市が初めて開催した。火打山を含む妙高戸隠連山国立公園が昨年3月に誕生したことを受け、準備を進めてきた。

 妙高高原メッセで20日にあったシンポには、市民ら約180人が参加。入村明市長が「皆さんの力を借りて減少を食い止めたい」と協力を求めた。

 まず新潟アウトドア企画の長野康之代表理事が、10年近く火打山や隣の新潟焼山で続けている調査を元に基調講演。日本の最少集団(20羽前後)で最北限に生息するライチョウを守るためには、北アルプスのライチョウと交流があるか、それとも取り残された隔離集団なのかという「謎を解明しなければ、対応策が見えてこない」と指摘した。そのため「登山者や市民からのライチョウの目撃情報が非常に重要だ」と訴えた。

 また、増え続けるイノシシやニホンジカが火打山の山頂近くまで進入していることを、設置したセンサーカメラの映像で紹介。温暖化の影響に加え、ライチョウの生息環境がさらに悪化している現状を報告した。

 有識者3人のリレートークや、環境省長野自然環境事務所の火打山での環境保全活動報告の後、パネルディスカッションもあった。

 同市関川のパート佐々木アキ子さん(70)は「保護のために高齢者ができることは何かと知りたく思い、参加しました」と話した。

■50年前の植生、復活計画決定 地元の環境会議

 昨年3月に誕生した妙高戸隠連山国立公園の妙高市域エリア内外の自然環境保全と利活用を目的とする「生命地域妙高環境会議」(議長・月尾嘉男東大名誉教授)は18日、3回目の会議を同市役所で開き、三つのプロジェクトと各プロジェクトに盛り込む15項目の実践プログラムを決定した。一つ目に、ライチョウが生息する火打山の環境保全と、植生の生態系を50年前の姿に戻す「火打山50年プロジェクト」を掲げた。

 実践プログラムとして、エサの高山植物に悪影響を及ぼしているイネ科植物の試験除去やニホンジカによる食害対策など、ライチョウ保護に向けた調査を盛り込んだ。

 プロジェクトの他の二つは、妙高の風土を維持していくための「奥山、里山、里川の再生・保全プロジェクト」、人が森や里、川に関心を持てる仕掛けづくりとしての「自然体験プロジェクト」に決まった。

 各プロジェクトにライチョウ保護に向けた調査や、棚田風景や古民家の活用による妙高の風土維持、魅力的なスポーツイベントの開催や新たなトレッキングコースの開発などの事業が盛り込まれた。

 月尾議長は「三つのプロジェクトを同時並行で進める。次回会議ではすぐできるものと、長期にやるものとに分けて工程表を作りたい」と述べた。

 会議は市内の観光施設や自然保護団体の代表、有識者、入村明市長ら9人の委員と環境省職員ら3人のアドバイザーで構成、今年5月発足した。次回は来年2月に開催予定。(河畑達雄)
http://www.asahi.com/articles/ASJCP3HP2JCPUOHB005.html

ライチョウ保護に関心を 妙高 生態学ぶシンポ【新潟日報モア2016年11月21日】
ライチョウ保護をテーマに開かれたシンポジウム=20日、妙高市

 国の特別天然記念物で、絶滅危惧種のライチョウ保護をテーマにしたシンポジウムが20日、妙高市田口の妙高高原メッセで開かれた。火打山(2462メートル)は日本最北限のライチョウの生息地とされており、参加者はその生態を学ぶとともに、市民参加型の保護活動の大切さを確認した。

 市は昨年独立した火打山を含む妙高戸隠連山国立公園のシンボルをライチョウとしていることから、初めてシンポを企画。市内外から約180人が集まった。

 火打山でライチョウの調査を続けている国際自然環境アウトドア専門学校(妙高市)の専任講師長野康之さんら専門家5人が講演した。長野さんは、火打山以外の周辺の山でも目撃情報があることなどから「より広域的な生態調査が必要」と指摘。付近にはシカやイノシシも確認されていて、ライチョウのエサとなる高山植物が脅かされている実態を報告した。

 市民参加型の調査について議論したパネルディスカッションでは、登山者からの目撃情報がより詳しい生態調査につながるとして、調査を目的にしたツアーの推進などが提案された。

 上越市の主婦(59)は「ライチョウの情報がもっと発信されれば保護への関心が広がるのではないか」と話した。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20161121292467.html

http://archive.is/ve0x3
http://archive.is/mLlUi
http://archive.is/5aTgk
ライチョウ生息地にイノシシ 生態系への影響懸念【NHKニュース2016年11月18日】
ライチョウ 天敵捕獲へ 環境省、南ア北岳周辺で試行 来年度にも /山梨【毎日新聞2016年11月17日】
ライチョウ 御嶽山のヒナ生育順調 噴火影響少なく 県6〜10月調査 /長野【毎日新聞2016年11月2日】
大町で「ライチョウサミット」開幕 初めて市民向けシンポ【信濃毎日新聞2016年10月16日】

タグ:ライチョウ
posted by BNJ at 12:14 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: