2016年11月21日

100年前の南極隊、雄姿復元 日本最古の長編記録映画【朝日新聞デジタル2016年11月21日】(ペンギン)

樺太犬の犬ぞり訓練の様子(オレンジ染色)=記録映画「日本南極探検(デジタル復元版)」から

 白瀬矗(のぶ)中尉率いる探検隊が100年余前に日本人で初めて南極点を目指した際の記録映画を、東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区)がデジタル復元した。24日に上映される。46分の作品で、日本最古の長編記録映画でもある。

 白瀬隊は、南極点への初到達を果たしたノルウェーのアムンゼン隊、2番手の英国スコット隊と競い合い、1912年1月28日に南緯80度5分までたどり着いた。その地を「大和雪原(やまとゆきはら)」と名付けた。この快挙を当時、動画で記録していた。

 同年に公開されたオリジナルのフィルムは現存しないとみられるが、フィルムセンターによると、探検出発から20周年の30年に、探検隊関係者が複数のフィルムを集めて、無声映画「日本南極探検」を作ったとされる。白瀬は探検に要した多大な借金の返済のため、映画を上映し、講演して各地をまわった。

 フィルムセンターは約9年前、白瀬隊の支援者だった村上俊蔵氏の遺族が所有する「日本南極探検」のフィルムを見つけた。35ミリで5巻851メートルあり、40年に内務省の検閲を受けた記録もあった。

 探検隊員らの顔ぶれ、ペンギンとたわむれる姿、南極上陸から帰国までの映像のほか、後援会長だった大隈重信の屋敷での壮行会、南極へ向かう「開南丸」出航の様子も入っていた。

 一部オレンジや青に染調色が施された可燃性ポジフィルムのため、フィルムセンターは最新のデジタル技術で傷を消し、不燃性の35ミリフィルムに復元して、当時の色調で着色も一部に施した。

 24日は午後3時からと7時からの2回、フィルムセンター2階大ホールで上映される。定員310人(各回入れ替え制)、一般520円、高校・大学生・65歳以上310円など。問い合わせはハローダイヤル(03・5777・8600)へ。上映の前と後に、復元にかかわったフィルムセンター研究員の講演もある。(中山由美)
http://www.asahi.com/articles/ASJCD6VQTJCDUTIL030.html

http://archive.is/fJZaT

posted by BNJ at 21:31 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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