2016年11月25日

北斗星(11月25日付)【秋田魁新報2016年11月25日】(大森山動物園/鳥インフルエンザ)

 シロフクロウが死んだと聞いて、ハリー・ポッターの相棒として活躍するシロフクロウ「ヘドウィグ」を思い浮かべた人も多いことでしょう

▼「雪のように白い美しいふくろうが、羽根に頭を突っ込んでぐっすり眠っている」(松岡佑子訳「ハリー・ポッターと賢者の石」)。魔法魔術学校の入学準備品をそろえていたハリーが、ふくろう百貨店でシロフクロウと出会う場面だ

▼洋の東西を問わずフクロウは賢くて特別の能力を持っていると信じられてきた。ただしインドでは、昼間にじっと木に止まっている姿から怠惰の象徴とされ、家事をしない夫を「フクロウのように無為に過ごしている」と、とがめることもあるそうだ

▼大森山動物園の動物病院でシロフクロウ2羽が死に、うち1羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出た。先週死んだコクチョウから院内感染した可能性があるという。一緒に飼われていたもう1羽は予防措置として殺処分された

▼3羽のシロフクロウは今年6月に誕生した。同園で飼育する2組の親鳥からは計12羽が生まれたが、この3羽は夏の暑さで弱っていたため、動物病院に移されていたという。命の価値に上下はないものの、人に似た顔を持つフクロウだけに痛ましい

▼展示を目的とする動物園は鶏舎のように外部と遮断することはできず、野生鳥獣によって病気が持ち込まれるリスクを抱えている。ウイルスを封じ込める魔術は残念ながらない。打てる手を全て打つしかない。
http://www.sakigake.jp/news/article/20161125AK0013/

http://archive.is/XV8no

posted by BNJ at 11:56 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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