2016年12月05日

ふるさとネイチャーらんど 冬の鈴蘭公園で野鳥観察【苫小牧民報2016年12月5日】

苫小牧市錦岡鈴蘭公園

 苫小牧市の西側、苫小牧駒沢大学の近くにある市民公園で、市緑地公園課が管理しています。園内には遊具やグラウンドがあり、多くの市民が利用しています。周囲にはハンノキ、ドロノキを主体とする林やホザキシモツケ、ナガボノシロワレモコウなどが繁茂する草原があり、四季を通じて自然観察が楽しめます。

12月初旬の鈴蘭公園

 林では、シジュウカラやハシブトガラの群れやマヒワの群れを見掛けることが多くなります。ウソやベニバラウソを見ることもあります。公園の林に飛来する小さな野鳥たちの目的はハンノキの果実で、秋になると熟した果実を食べに野鳥やエゾリスが訪れます。

群れで訪れるマヒワ

 マヒワはスズメよりも一回り小さいアトリ科の野鳥で、日本には冬鳥として全国に飛来しますが、北海道では少数が繁殖をしています。
 飛来し始めるのは10月ごろで、サハリン方面から渡って来た群れは、まず高山帯から亜高山の林に入り、平地よりも早く熟すカンバやハンノキの実を食べ、秋が深まるとともに平地に移動してきます。
 アトリ科の主な特徴は丈夫なくちばしにあり、どの種類も木の実や草の実を食べるのに適しています。
 マヒワの場合は太めのピンセットのような形をしており、特に小さな木の実を食べるのに適していて、ハンノキ、カバノキ、マツなどの実の鱗片をこじ開けて中の種子を食べることが得意です。
 樹上で種子を食べるばかりではなく、地面に落ちた種子をついばむこともあり、ウトナイ湖の湖岸などでは、たくさんあるハンノキの根元に集まっている姿を見掛けることもあります。

針葉樹林で繁殖するウソ

 ウソはスズメぐらいの大きさのずんぐりとした体型の野鳥で、日本では本州中部以北の亜高山帯の針葉樹林で繁殖しています。そのため春から秋にかけては姿を見ることが難しいですが、食べ物が少なくなる冬になると低地に降りてくるため、市街地の公園などでも姿が見られるようになります。
 名前は「フィー、フィー」という鳴き声が細く高い口笛のように聞こえることから、口笛を吹くときの口の形を表現した「うそぶく」が名前のいわれと考えられています。ウソの仲間には、ウソのほかに頬から胸にかけて淡いピンク色をしているアカウソと頬から胸にかけて鮮やかな朱色をしたベニバラウソがいます。

ハンノキの果実

 ハンノキはシラカバと同じカバノキ科に属する落葉樹で、成長すると20bほどの高さになることがあります。4月に地味な花を咲かせ、秋になると長さ20ミリほどの卵形をした松ぼっくりのような果実を付けます。
http://www.tomamin.co.jp/feature/view?id=45398

http://archive.is/zvJMS

posted by BNJ at 22:39 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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