2016年12月08日

鳥インフルエンザ、千葉県内動物園に余波 酉年企画中止、立ち入り禁止も【産経ニュース2016年12月8日】(他1ソース)

 全国で高病原性鳥インフルエンザの発生が相次いでいる問題で、県内の動物園にも影響が波及している。7日現在、県内で鳥インフルは発生していないが、市川市動植物園(同市大町)では来年の干支の酉年に合わせて企画していたニワトリと記念撮影を行うイベントの実施を中止。従来のマニュアルよりも“前倒し”で、園内の一部エリアを立ち入り禁止にするなどの対応に乗り出す園も出てきている。

 「子供たちに喜んでもらえると思っていたのに」。市川市動植物園は酉年の年賀状用に、ニワトリのホップくんと記念撮影するイベントを12月の土日に開催する予定だったが、鳥インフルの流行を受けて先月下旬に中止を決定。同園の担当者は「やむを得ない」と肩を落とした。

 ホップくんは園内のふれあいコーナーで子供たちが直に触ることができる人気者だが、「現在は表に出してはいない状況」(同担当者)だという。

 また、同園にはフラミンゴなど25種類89羽の鳥類を飼育しているが、展示施設の周辺に常設している消毒マットの消毒液の交換回数を増やし、感染予防の対策を強化している。同担当者は「園内での対策は強化しているが、すでに国内の北と南で発生しており、どこで発生してもおかしくない状況なので心配だ」と話した。

 千葉市動物公園(千葉市若葉区)では茨城県での鳥インフルの発生を受けて今月初旬から、飛来した野鳥を楽しむエリア「大池」への来園者の立ち入りを禁止した。本来であればこの時期、大池ではオシドリやサギといった水鳥を観察できるという。

 従来のマニュアルでは、「立ち入り制限」は県内の発生があった場合の対応だが、同園の担当者は「国内各地で発生していることと、茨城県で発生していることを踏まえた地理的要因を考慮して“前倒し”の対応に取り組むことにした」と説明している。

 5年前に県内の養鶏場で鳥インフルが発生した際、同園は発生源から10キロ圏内に入っていたため閉園となった経緯もある。同園ではハシビロコウやフラミンゴなど64種類256羽(10月末現在)を飼育しており、同園の担当者は「今回はかなり広範囲で流行が広がっているので、園が感染源になる可能性もある。そうならないように今後も早めの対応を心がけたい」と話した。

 谷津干潟に飛来する野鳥を間近で観察することができる谷津干潟自然観察センター(習志野市秋津)の担当者も「現時点で特に異常はないが、野鳥の死骸などが見つかれば、速やかに環境省に連絡したい」と身構えている。
http://www.sankei.com/region/news/161208/rgn1612080051-n1.html

来年の干支なのに… 触れ合いコーナー・年賀状の撮影中止 鳥インフル影響、千葉県内2園にも【千葉日報オンライン2016年12月8日】
鳥類の展示ゾーン前で消毒マットを使って靴底を消毒する来園者=7日午後、市川市大町の市川市動植物園
 名古屋市の東山動植物園(同市千種区)で、飼育する雄のコクチョウ1羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出たことが7日までに分かった。同園ほか、このところ全国で鳥インフルエンザの検出が相次ぎ、影響は千葉県内動物園にも広がる。市川市動植物園(市川市大町)は鳥と直接触れ合うイベントを中止し、消毒を強化。千葉市動物公園(千葉市若葉区)は野鳥飛来地区の立ち入りを禁止した。他施設でも展示を一部取りやめる動きが相次ぎ、「来年の干支(えと)が酉(とり)で人気も出ていたのに」と嘆く声も出ている。

◆市川市動植物園 野鳥飛来池に規制

 鳥類25種89羽を展示する市川市動植物園は、来園者が鳥と直接触れ合えるコーナーや、来年の干支であることから企画した年賀状用の記念撮影イベントを中止。来園者が踏む消毒マットの消毒剤の交換回数をいつもの倍以上に増やすなど、予防対策を強化している。

 7日、息子の悠磨ちゃん(3)ら家族3人で来園した柏市の会社員、上田佑美さん(34)は「鳥と触れ合えるチャンスはなかなか無いので中止になって残念」とため息。市川市の看護師、中込昌幸さん(31)は「触れ合えたら楽しそうだったのに」と声を落とす。

 同園の河合昌幸獣医師(58)は「今のところ来園者数などに鳥インフルエンザの影響は感じられないが、近隣で発生した場合は鳥類展示ゾーンの閉鎖など、より厳しい措置を取る必要がある。野鳥もいるので、うちだけが防疫をしても防ぎきれるものではない」と警戒する。

◆千葉市動物公園 予防対策を強化

 また千葉市動物公園は、ホームページによると、野鳥が飛来する「大池」への立ち入りを禁止している。外部からのウイルス感染を防ぎ、万が一感染していた場合に人を通じて外部へ拡散することを防止するためとみられる。

 東山動植物園は7日からは一部エリアへの立ち入りを制限し、今後1週間かけて鳥取大で確定検査、結果次第では飼育する鳥の殺処分なども検討する。同日早朝から消毒用の薬剤を散布し、入り口には消毒マットを設置した。

 東京都の上野動物園は、6日から来園者が直接鳥と触れ合える「子ども動物園」でのニワトリ、アヒル、七面鳥の展示を中止した。担当者は「年賀状の写真の撮影で人気が出ていたのに残念」と話した。

 札幌市の円山動物園でも、トビやフクロウが屋外で飛ぶ姿を観覧する催しを6日から中止。横浜市も「よこはま動物園ズーラシア」や「野毛山動物園」などで7日から当面の間、鳥類の展示を一部取りやめる。

 環境省は11月21日、施設内で感染が確認された場合は一時的な閉園も検討することなど、全国に注意を呼び掛けた。
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/370483

http://archive.is/iEejb
http://archive.is/VP9Ry

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