2016年12月13日

鳥インフルエンザ 戦々恐々 動物園休園相次ぐ 酉年イベントもピンチ【毎日新聞2016年12月13日】

鳥インフルエンザウイルスの感染や拡散を防ぐため、鳥類の展示が中止された東京・上野動物園の「子ども動物園」=7日午後
 鳥インフルエンザの感染が各地で出ている影響で、動物園や鳥類展示施設などで休園やイベントの中止が相次いでいる。園内で鳥類の感染や陽性反応が出たほか、感染の未然防止が理由。終息時期が見通せず、休園が長期化する可能性もあり、関係者は「来年は酉(とり)年なのに、正月イベントも中止になるかもしれない」と気をもんでいる。【三上剛輝、川辺和将、松本光樹】

 名古屋市の東山動植物園で12日、死んだコクチョウ3羽が高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)に感染していたことが判明した。園内の消毒など防疫態勢を強化するため、11日から動物園エリアを休園にしていたが、ウイルス感染で再開は早くて来年1月初旬の見込み。

 防疫を理由とした休園は初めてで、黒辺雅実・動物園長は「来園者の安全優先ということで苦渋の決断。早急に開園できるよう努力したい」と話す。

 養鶏場などでH5N6型ウイルスを検出した新潟県内では、国の特別天然記念物・トキの飼育施設「長岡市トキ分散飼育センター」に併設されている「トキと自然の学習館」が休館となった。トキは非公開だが、学習館が一般開放されているため、安全を期した。

 秋田市の大森山動物園は12月から冬季休園予定だったが、死んだコクチョウから簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たため、前倒しして11月16日から休園にした。東京都の上野動物園、埼玉県の県こども動物自然公園(東松山市)や大宮公園小動物園(さいたま市)も、鳥類など一部の展示を中止・制限している。

 横浜市は、よこはま動物園ズーラシアなど市内4カ所の動物園で、ニワトリなどの展示を中止した。各園が酉年にちなんだ新年イベントを準備するが、開催の見通しが立たず、関係者は「来園者が楽しみにしているだけに残念」とする。

 イベントの中止も相次ぐ。長野市の茶臼山動物園はフクロウとの撮影イベントを取りやめ、モルモットで代用した。宮沢育也副園長は「撮影会は行列ができ、年末にかけて多くの人出を見込んでいた。お客さんだけでなく動物園にとってもショックだ」と話す。

 群馬県富岡市の群馬サファリパークも、鳥60羽の展示や鳥を飛ばすイベントを中止。同県桐生市の桐生が岡動物園では、傷ついた野鳥を保護・治療するための受け入れをストップした。

 一方、甲府市の遊亀公園付属動物園は、東山動植物園から今月12日に搬入予定だったユキヒョウの受け入れを延期した。

 環境省によると、H5N6型ウイルスが確認されたのは12日現在で、野鳥が11道県55例、家禽(かきん)が2県4例。野鳥は11月以降、過去最も速いペースで見つかっており、更なる監視が必要としている。
http://mainichi.jp/articles/20161213/dde/041/040/043000c

http://archive.is/7ysoh
鳥インフルエンザ 各地の動物園に影響広がる【NHKニュース2016年12月9日】(各地の動物園関連)

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