2016年12月17日

ニホンライチョウ 捜索、規模縮小し継続 大町市教委 /長野【毎日新聞2016年12月17日】

 大町市教育委員会は16日、大町山岳博物館から10日に逃げて未発見のニホンライチョウ(国の特別天然記念物)の雌1羽について、17日以降は規模を縮小して捜索を続けると発表した。

 10〜11日は100人態勢で博物館周辺を捜索し、12日からは範囲を広げ、6班に分けて約20人が車を使って捜索した。チラシを作成し、市民にも情報提供を求めたが、16日夕方になっても発見に至らなかった。

 17〜23日は午前7時からの1時間半と、午後3時から日没までのライチョウが活動する時間帯に絞って、1班3人以上の態勢で捜索を続ける。24日以降は市民の情報を頼りに、博物館職員が随時、捜索するという。

 逃げてから1週間となり、生存が危ぶまれるが、同館は「可能性がある限り捜索する」としている。【小川直樹】
http://mainichi.jp/articles/20161217/ddl/k20/040/055000c

開閉式に変更の窓、チェックせず 悔やむ大町山岳博物館【信濃毎日新聞2016年12月17日】
ニホンライチョウの足跡を捜す市職員ら=16日午後1時33分、大町市常盤
 大町市立大町山岳博物館から国の特別天然記念物のニホンライチョウ2羽が逃げ出してから16日で1週間がたった。雄1羽は逃げ出した10日に保護されたが、雌1羽は見つからず、市教育委員会は17日から捜索範囲を縮小する。逃げ出した飼育舎(2015年6月完成)の窓は当初、開閉しない設計だったが、防火上の理由から開閉式に変更されていた。同館はその後、逃げ出す恐れはないか検証しておらず、今回につながった可能性もある。同館は窓に網を張るなど再発防止策を進めている。

 市教委などは10、11日の日中、職員ら100人態勢で捜索。12日以降は市職員18人、車6台態勢で捜した。17日以降は雌が活発に動くと見込まれる午前7時〜8時半、午後3時〜日没に限り、同館職員らが車1台で捜す。24日以降は車の捜索を中断し、目撃情報が寄せられた場合などに捜す方針だ。

 同館などによると、人工飼育の雌はキツネやテンなどの天敵からの身の守り方や餌の採り方を身に付けておらず、日数が経過するほど生存の可能性は低くなるという。

 ライチョウは、飼育舎の排煙用の窓(縦約50センチ、横約60センチ)が何らかの原因で開いた直後、そこから飛んで逃げた。同館は、ライチョウが飼育舎内で飛んだ際に、窓を開くためのひもに触れた可能性があるとしている。

 当初、開閉しない設計だったが、建築基準法の排煙設備の設置基準に違反するとの指摘を受け、開閉式にした。だが完成後、窓がどのぐらいの力でどのぐらい開くかなどの点検は行っていなかったという。鳥羽章人館長は「逃げた後に確かめてみると、わずかな力でも窓が開いて驚いた。完成後に全てをチェックできていなかった」と悔やむ。

 同館は、環境省と日本動物園水族館協会が進めるニホンライチョウの保護増殖事業に参加し、6月に卵4個を預かり、育ててきた。ライチョウを「環境省から預かっている」(同館)立場だ。

 同館は20日、他のニホンライチョウを飼育する上野動物園(東京)、富山市ファミリーパークの担当者と今後の飼育方法などについて都内で協議する。現在、大町山岳博物館が飼育するニホンライチョウは雄2羽、雌1羽。同館が今後どのように繁殖を進めるのかが議論になる可能性もある。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20161217/KT161216FTI090016000.php

長野 ライチョウ捜索、チラシを製作 市民に情報提供呼び掛け【中日新聞2016年12月17日】
ニホンライチョウの情報提供を呼び掛けるチラシ=大町市立大町山岳博物館で

 大町市の市立大町山岳博物館で飼育されていた、国の特別天然記念物ニホンライチョウの雌一羽が逃げ出している問題で、同館は十六日、捜索態勢を十七日から三〜五人に縮小することを明らかにした。二十三日まで継続するが、発見できなければ同日で打ち切り、二十四日以降は市民からの情報提供に応じて随時捜索する方針。

 同館では計四羽が飼育されているが、今月十日、雄と雌各一羽が飼育舎から逃げ出した。雄は間もなく捕獲されたが、雌は見つかっていない。

 同館や市の職員は十二日から計十八人態勢で捜索し、これまでの捜索範囲は南北約十一キロ、東西約五キロにわたっているが発見に至っていない。

 捜索態勢の縮小に同館の担当者は「職員を捜索に割かれて日常の業務に負担がかかり、長期の捜索は難しい。既に捜索の範囲外に飛んでいった可能性も高い」と話す。

 十七日以降は同館の関係者たちで捜索し、雌がいる可能性がある場所などに絞って実施する。市民への情報提供の呼び掛けでは、逃げている雌の写真を載せたA3判のチラシ約一万四千枚を作り、市内の商店などに配布した。

 担当者は「自宅の敷地などで白い鳥を見たら、無理に捕まえようとせずに博物館に連絡してほしい」と訴えている。

 飼育は環境省の保護増殖事業の一環で、同省野生生物課の担当者は「市民からの情報提供には、速やかに対応できる態勢は維持してほしい」と語った。

 情報提供は午前八時〜午後六時は市立大町山岳博物館=0261(22)0211、その他の時間帯は市役所=0261(22)0420。

 (林啓太)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20161217/CK2016121702000010.html

脱走のライチョウ雌1羽の足取りつかめず 大町山岳博物館【産経ニュース2016年12月17日】
 大町市立大町山岳博物館の付属園から10日に逃げ出した国の特別天然記念物、ニホンライチョウの雌1羽の足取りがつかめないまま、16日で1週間が経過した。市教育委員会は連日、大捜索活動を展開してきたが、見通しが立たず17日からその態勢や規模を大幅に縮小することを決めた。今後は市民らからの情報提供に多くを頼ることになるが、このまま“迷宮入り”を余儀なくされる可能性も捨てきれず、関係者は焦燥の色を濃くしている。

 大町山岳博物館は、環境省などが進めるニホンライチョウの保護増殖事業の一環として、乗鞍岳(長野、岐阜県)で6月に採集された卵から孵化(ふか)した雌雄4羽を飼育してきた。しかし今月10日に飼育員が飼育舎を清掃するため、中にいた雌雄2羽を隣の展示場に移そうと仕切りを開けると、1羽が飛び立って壁面の窓を開閉するひもに接触して窓が開き、2羽とも飛び出したという。

 雄は約5時間後に約450メートル離れた道路脇の草むらにいるところを捕獲した。だが雌は痕跡すら見つからず、市や市教委は10日に約100人、11日は約120人をそれぞれ投入して捜索した。12日以降は約20人が6班に分かれ、人家から離れた場所や山際の斜面なども含めて市内をくまなく捜した。

 16日も職員や市民ボランティアなど約20人が、雌の行方を懸命に追った。高瀬川の河川敷に広がるやぶを捜索した同博物館の矢野孝雄専門員は「市民の関心も高いので、何とか無事に見つかってほしい」と話し、雪の上に残った鳥の足跡などを入念に調べていた。

 17日以降は、同博物館職員で構成する1班(3人以上)が朝と日没前の各1時間半程度、市内を巡回する。24日以降は、住民からの情報をもとに捜索を随時行う予定だ。

 捜索の戦線縮小について、同博物館の鳥羽章人館長は「人工飼育の野鳥の場合、5日から1週間で生命の危険性が高まるが、野生の本能も持っており、自分の力で生きている可能性も十分ある」と説明した。

 市教委は、行方不明の雌の実物大の写真を印刷したA3判のチラシ1万4千枚を作成し、市内の公共施設や金融機関など50施設に掲示したほか、大北地方に配達される新聞の朝刊に折り込み、市民らに情報提供を呼びかけている。同博物館によると、16日までに10件余の情報が寄せられたが、発見につながる手掛かりは得られていない。

 鳥羽館長は「どんな情報でもかまわないので連絡してほしい。市外へ飛んでいっている可能性もあり、周辺自治体からも情報を求めたい」と呼びかける。情報は同博物館(電)0261・22・0211まで。
http://www.sankei.com/region/news/161217/rgn1612170033-n1.html

http://archive.is/50gX6
http://archive.is/fjzg7
http://megalodon.jp/2016-1217-1116-27/www.chunichi.co.jp/article/nagano/20161217/CK2016121702000010.html
http://archive.is/t44Hy
ライチョウの捜索、困難に 大町山岳博物館【中日新聞2016年12月13日】(他3ソース)

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: