2016年12月17日

亡夫の木彫り次世代に寄贈【神奈川新聞2016年12月17日】(バードカービング)

作品について子どもたちに説明する堤さん(左から3人目)=三浦市立三崎小学校
 三浦市三崎町諸磯の堤恭子さん(88)が、亡夫手作りの木彫りの鳥の模型を市立三崎小学校(同市三崎)に贈った。本物と見間違うほど精巧に作られたハヤブサ、オオジロ、ツグミなど66点。来年の干支(えと)でもある“転校生”を、子どもたちは目を輝かせて歓迎した。

 堤さんと夫の進さんは夫婦で30年前から老人ホーム「油壺エデンの園」で生活。教員だった進さんは定年後に鳥の木彫りを始め、亡くなる1年ほど前まで製作し、その数は100点以上に上った。

 進さんは2年前に87歳で亡くなり、堤さんも高齢であることから「自分が元気なうちに次の世代へ渡したい」と、同ホームを通じて市教育委員会に寄贈を申し出た。進さんはこれまでも知人にプレゼントしていたといい、残る68点のうち、第1作目と“遺作”は「大事なもの」として、堤さんの手元に残した。

 ヒナに餌を与えるツバメ、降下していくカワセミなど、色、形、大きさを細かく再現。鳥の止まり木は、市内の海岸で採取した流木を使用したものもある。図鑑などを基に、1点を作るのに数カ月を要することもあったという。堤さんは「夫は気が向けば一つのことに熱中する人だった」と振り返る。

 15日に同校で贈呈式が行われ、4年生ら約20人も参加した。堤さんは「(夫が)時間をかけて丁寧につくったもの。皆さんの“仲間入り”をしたので、かわいがってほしい」とあいさつ。子どもたちはリコーダー演奏を披露し、「本物みたい」「見ていると幸せ」などのお礼も述べた。

 4年生の女子児童(9)は「くちばし、足の爪など立体的でとてもきれい。これから毎日見るのが楽しみ」。作品を興味深く眺め、喜ぶ子どもたちの姿に堤さんは目を細めていた。同校は理科や図工の授業などでも模型を積極的に活用していく予定という。
http://www.kanaloco.jp/article/219496/

http://archive.is/VJT7T

posted by BNJ at 22:15 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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