2016年12月19日

鳥インフルで展示中止 九州の動物園、イベントも変更【西日本新聞2016年12月19日】

福岡市動物園では、鳥インフルエンザウイルスの侵入を防ぐため、放鳥舎への立ち入りを禁止している=18日午後4時28分、同市中央区

 流行している高病原性鳥インフルエンザウイルスの侵入を防ごうと、九州各地の動物園が鳥類の展示を中止したり、入園者との触れ合いを取りやめたりしている。来年の干支(えと)は「酉(とり)」。新春イベントから“主役”を外すかどうかで計画練り直しにも追われ、年の瀬の動物園は慌ただしさを増している。

 鹿児島県出水市のナベヅルなど、この冬は野鳥の感染が過去最多のペース。動物園には希少種も多く、殺処分は何とか避けたいところだ。

 福岡市動物園(福岡市中央区)は16日から、約20種類130羽が放たれ、自由に歩ける人気施設「放鳥舎」を観覧中止にした。

 「入れないなんてびっくり。フラミンゴを近くで見たかったのに」。18日午後、家族と訪れた黒木いとさん(7)=福岡県太宰府市=が金網越しに中を見つめていた。同園では、正月向けに計画していた飼育員が舎内で説明するイベントも変更する。

 久留米市鳥類センター(福岡県久留米市)は、水鳥のいる「水禽(すいきん)舎」への立ち入りを11月下旬に全面禁止。接触を避けるため、鳥用エサの販売や触れ合い教室も取りやめた。

 長崎バイオパーク(長崎県西海市)もカモの屋外での放し飼いをやめ、年賀状などに活用してもらおうと今月10〜31日に予定していたインコとの写真撮影会も中止。九十九島動植物園森きらら(同県佐世保市)は、屋根がないペンギンの水槽上部に防鳥ネットを掛けた。

 干支の「引き継ぎ式」も計画変更が相次ぐ。到津の森公園(北九州市小倉北区)は、本物のフクロウと、サルの着ぐるみ姿の職員で引き継ぎ式を29日に予定していたが、フクロウは鳥の着ぐるみに変更。平川動物公園(鹿児島市)は、式に登場予定だったニワトリの原種セキショクヤケイをパネル写真などで代用する。

 動物園側には、風評被害を心配する声もある。厚生労働省によると、感染した鳥の死骸や排せつ物などに濃厚接触するとヒトに感染する可能性があるとされるが、東南アジアやアフリカ、中東などでしか感染例はない。福岡市動物園の獣医師、井崎進一さん(49)は「普通にしていれば感染することはない。安心して来園してほしい」と呼び掛けている。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/296541

http://archive.is/Wvsae
鳥インフル対策徹底 鹿児島市・平川動物公園【南日本新聞2016年12月14日】
動物園の7割で鳥展示見直し インフル警戒、全国89施設調査【共同通信2016年12月18日】(他2ソース)

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