2016年12月20日

岩手)風力発電計画、イヌワシ生息に悪影響?【朝日新聞デジタル2016年12月20日】(既報関連ソースあり)

イヌワシ=日本イヌワシ研究会の小沢俊樹さん提供
 県は地球温暖化対策として再生可能エネルギーの事業化に力を入れている。風力発電については今後4年間で発電規模を約7倍にする目標を掲げる。だが、北上山地での立地計画に対し、希少種イヌワシの生息に悪影響を及ぼすとの懸念の声が上がっている。


 民間の研究者でつくる「日本イヌワシ研究会」は今月13日、達増拓也知事や経済産業相、環境相らに対し、北上山地で計画されている複数の風力発電事業に対する意見書を提出した。「絶滅危惧種のイヌワシの生息環境に決定的な打撃を与える恐れがある」として計画の見直しを求めている。

 研究会によると、北上山地はイヌワシの繁殖ペアの生息密度が国内でも特に高い。その生息域に重なるエリアで、五つの風力発電事業計画が進められているという。11月に計画予定地の一つに入り、イヌワシの行動追跡調査をした結果、重要な狩り場であることが確認できたという。

 島田裕史事務局長は「研究会の現地調査の結果は、事業者による事前調査が不十分だったことを示している。現在の計画通りに建設されれば、発電施設にイヌワシが衝突して死亡するという最悪の事態が懸念される」としている。

 日本自然保護協会もイヌワシ保護の観点から風力発電計画の見直しを求めている。横山隆一参事は「イヌワシ保護のため立地場所を変える必要がある。風力発電が盛んなヨーロッパでは、政府が自然生物の生息状況を徹底的に調べて事業立地できるエリアを地図で示している。日本も参考にすべきだ」と指摘する。

 一部の計画については、環境アセスメントの手続きの中で、環境相がイヌワシ保護のために計画の見直しを求める意見を出している。

 環境省によると、海外では、鳥類が多く生息する区域や移動ルートなどに関する情報を盛り込んだ「センシティビティマップ」を作成し、事業者の立地選定に活用してもらう取り組みが進んでいる。環境省もマップの作成を検討している。

 県は「希少動物への影響に配慮しながら再生可能エネルギーの導入を進めたい」としている。(角津栄一)
http://www.asahi.com/articles/ASJDJ4QRJJDJUJUB00N.html

http://archive.is/2askE
京都知事「国に保全求める「北陸新幹線」有力ルートにイヌワシ営巣地、自然保護団体から懸念の声【ZUU ONLINE2016年12月16日】
環境省、岩手県での風力発電事業に意見 イヌワシに影響ある場合は見直しを【環境ビジネスオンライン2016年10月15日】(関連ソースまとめあり)

posted by BNJ at 11:44 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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