2016年12月24日

鳥インフル:韓国政府、卵加工品の輸入関税0%に 民生物価安定策を推進【朝鮮日報2016年12月24日】

 韓国政府は23日、「汎政府非常経済対応会議」を開き、農畜水産物・都市ガス・私教育費など、最近上昇している物価を安定させるため、民生物価安定策を推進することを決めた。鳥インフルエンザ発生で卵の価格が急騰しているうえ、ガソリンや軽油の価格も今年最も高い水準になるなど、「体感物価」が非常事態に達しているからだ。このため政府は、企画財政部(省に相当)・農林畜産食品部・公正取引委員会・食品医薬品安全処(省庁の一つ)・中小企業庁・関税庁などが参加するタスクフォース(特別作業班)を発足させた。

 政府はまず、卵の需給を安定させるため、限定的に農家からの卵の搬出を拡大する予定だ。製菓・製パン業者を支援するため卵白・卵黄粉など卵加工品の輸入に適用される関税(8−30%)も関税割当(0%)を適用する。また、旧正月用品の需給安定を含めた民生対策も来月中旬までに整備することにした。

 ガソリンなどについては値下げを誘導するため、節約ガソリンスタンド(石油公社や農協が大量に共同購入したガソリンを、付帯サービス抜きで安く売るガソリンスタンド)の共同購入量を増やすことにした。来年1月からガソリンスタンドや石油販売所などの電子商取引参加者の税制を優遇し、ガソリンスタンド供給単価や消費者販売価格の引き下げを誘導する方針だ。また、公共機関と協力して冬季の都市ガス料金など公共料金引き上げもできるだけ抑制する。

 家計支出において比重が高い通信費の負担を軽減する措置も推進する。高齢者・障害者・失業者など経済的弱者の状況に合わせた料金制を拡大し、大手携帯電話会社の既存のネットワークを利用して通信事業を行う格安携帯電話事業者がさらに安定して営業できるよう、関連法令の改正を進める。通信市場の競争を促進し、通信費の負担を軽減する考えだ。

 私教育費については、来年1月から学習塾代を屋外に掲示させる「屋外価格表示制」を全面実施し、不当な値上げを防ぐ方針だ。さらに、住居費の安定のため低所得者用ローンなどの政策金融支援規模を今年の41兆ウォン(約4兆円)から来年には44兆ウォン(約4兆3000億円)に増やすことにした。

郭来乾(クァク・レゴン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/12/24/2016122400377.html

【鳥インフル】韓国で史上最悪被害「卵が消える!?」 朴槿恵政権混乱で対応に遅れ 安倍政権の「電光石火」対応を称賛【産経ニュース2016年12月25日】
ソウル市内のスーパーの卵売り場。鳥インフルの影響で品切れの恐れがあるとの張り紙がある=20日(ロイター)
 【ソウル=桜井紀雄】韓国全土で高病原性鳥インフルエンザウイルスが拡大、鶏などの殺処分は2500万羽に達した。過去最悪の被害となり、卵価格の急騰で庶民の食卓を直撃している。韓国メディアは、同時期に鳥インフルが発生した日本の対応を「迅速だ」と称賛。朴槿恵(パク・クネ)大統領の疑惑をめぐる混乱もあり、後手に回った韓国政府の対応を痛烈に批判している。

 「日ごとに卵の値段が上がる。こんな経験は初めて。今後が心配です」。ソウル市内で製パン店を営む女性はこう顔を曇らせた。

 特に産卵鶏の被害が深刻で24日現在、約1700万羽が殺処分された。韓国の産卵鶏の4羽に1羽が消えたことになる。産卵鶏の親の種鶏に至っては4割以上が殺処分された。

 卵の小売価格は、先月に比べ約25%急騰。卵を多く使う製パン業界への影響が大きく、最大手パンチェーンが一部商品の生産中止を決めた。大手スーパーでも1人1パックに販売を制限し、それでも品切れになる店があるという。料理から卵を抜く飲食店も現れた。

 韓国各紙は「鶏卵大乱(ケランテラン)」との見出しで日々その深刻さを報道。韓国政府は、生卵の緊急空輸を決めるとともに、買い占めや売り惜しみがないかも調査する。

 このペースで感染が広がり続ければ、殺処分は5千万羽に上ると予測する専門家もいる。過去最悪だった2014年の殺処分約1400万羽をしのぐ被害をもたらしたのは初動対応の後れだ。黄教安(ファン・ギョアン)首相が政府の防疫対策室を訪れたのは11月25日。家禽の大量死が報告されてから約10日が過ぎていた。警戒レベルを最高に引き上げたのは約1カ月後だった。

 韓国メディアが注目するのは、日本政府との対応の差だ。青森、新潟両県で11月28日に感染が確認された約2時間後の深夜には、官邸に情報連絡室が設置され、安倍晋三首相が「防疫の徹底」を指示。翌未明までに殺処分に着手した。韓国紙は「電光石火のごとく動いた」と伝えた。日本では、農林水産省によると今月23日現在、殺処分は約97万羽にとどまっている。

 韓国では朴大統領をめぐる疑惑が拡大し、国政がまひしていた。鳥インフルへの対応の遅れについて、中央日報は「コントロールタワーが消えた現政権の問題点を見せる事例だ」と指摘。朝鮮日報は社説で「改めて『失敗した国』の姿を見た」と批判している。
http://www.sankei.com/world/news/161224/wor1612240042-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/161224/wor1612240042-n2.html

http://archive.is/3WN08
http://archive.is/Gglzm
http://archive.is/tOGWA
韓国製パン大手が一部商品の生産停止 鳥インフルで卵不足【朝鮮日報2016年12月23日】

posted by BNJ at 12:11 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: