2016年12月25日

冬の陣、黒い大群“散り散り” 山形・カラス追い払い実験【山形新聞2016年12月25日】(既報関連ソースあり)

市街地上空を逃げ惑うカラス。正面のビル屋上で鷹匠がタカに指示を与える=山形市香澄町3丁目
 山形市のJR山形駅前のビル街で24日夕、市によるカラスの追い払い実験が夏に続いて行われた。冬の陣となった今回は前回の失敗を生かした作戦を立て、天敵とされる猛禽(もうきん)類がチームで参集。クリスマスムードの街に巣くったカラスの大群を一気に蹴散らした。

 前回8月は同市十日町で明け方に行ったが、地上にタカが待機した途端、電線上のカラスが飛び去った。今回の作戦は、暗さで逃げるのが難しい夕方の時間帯と、高所から急襲できるようにビル屋上からの出動を選んだ。さらに事前に感知されるのを避けるため、市職員や報道陣も出撃地点から数百メートル離した。

 同市香澄町3丁目のビルに、市の要請を受けた鷹匠(たかじょう)の菊地誠一さん(56)=福島県郡山市、農業法人代表=と知人の一ノ瀬宏幸さん(33)=同、会社員=が、ハリスホーク2羽、オオタカ1羽、ワシミミズク1羽を準備した。

 午後5時前。夕闇寸前のビル屋上に続々とカラスが集まって、大群をつくった。膨れ上がった機を捉え、2人が屋上の扉を開けるやいなや、ハリスホークとオオタカを放った。カラスは一気に飛散。2羽は鷹匠の笛を背に、雄壮に群れを引き裂き、高所を旋回した。カラスは何度も「グワー」と低音で鳴き、抵抗するように密集したが、追い立てられ、八方ふさがりのようになると、黒い渦を成して乱舞。5分ほど過ぎると、黒い集団は消えていた。

 菊地さんは「夏よりはうまくいった。1日だけではいなくならないだろうが、カラスの縄張りを奪って、恐怖心を与えることはできた」と語った。

 山形市の市街地では近年、集団で待機するカラスによるふんや鳴き声、集積所のごみの散乱などの被害が続いている。市環境課は25日まで実証実験を行い、効果を検証して来年度の対策に活用する。
http://yamagata-np.jp/news/201612/25/kj_2016122500575.php

カラス撃退にタカ再び 冬に効果確認 実証実験【読売新聞2016年12月27日】
鷹匠の腕から飛び立つタカの一種「ハリスホーク」(24日、山形市香澄町で)
 山形市中心街で深刻化するカラスの害を減らそうと、同市は23〜25日、タカなど猛禽もうきん類を使った、カラスの追い払い実証実験をJR山形駅前で行った。実験は8月に続いて2回目。カラスが集団で行動する時期である冬季に再実験を行うことで、改めて効果を確認し、来年度以降の持続的な対策に生かす。

 「カァー、カァー」。24日の夕暮れ、カラスの大群が、西の方角から山形駅前に集まってきた。カラスは同市香澄町の山形国際ホテル屋上や、周辺ビルの看板などで羽を休めていた。

 午後4時50分頃、鷹匠たかじょう2人が、「オオタカ」1羽と「ハリスホーク」2羽などを連れ、同ホテル屋上に踏み込んだ。不意を突かれたカラスが一斉に飛び立つ。「ガァー、ガァー」。鷹匠の腕から放たれたタカの猛追に、カラスが悲鳴のような声を上げて逃げ惑う。パニックに陥った数え切れないほどのカラスは、空を覆うようにホテル周辺を旋回。10分もたつと、群れはバラバラになり、鳴き声は聞こえなくなった。

 「カラスに強烈な印象を与えられた。効果を出すには、継続的に威嚇することが必要だ」。鷹匠の一ノ瀬宏幸さん(33)は実験を振り返った。



 県内を代表する繁華街である同市香澄町周辺は4〜5年前からカラスのふん害などに悩まされてきた。市や地元は、レーザーポインターによる追い払いなど試行錯誤を重ねてきたが、「すずらん商店街振興組合」の船山隆幸理事長(57)は「そのときはカラスを追い払えても、期間を置けば、また戻ってくる。根比べだ」と話す。

 市環境課によると、市内に生息するカラスは推計で約4000羽。今年度はこれまでに、カラスによる威嚇行為やふんなど27件の苦情・相談が寄せられている。苦情などは2011年度から増えてきたが、1回目の実験を行った8月は1件(前年同期比7件減)、9月3件(同9件減)、10月0件(同3件減)、11月1件(同5件減)と減っている。同課は「8月の実験で一定の効果があったのではないか」とみており、2回目にも手応えを感じている。

 市は実験の検証結果をまとめ、来年度以降の対策につなげる考え。同課の板垣隼人主査は「長期間、カラスが寄りつかなくなるような効果的な対策を講じたい」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20161226-OYTNT50039.html

鷹でカラスを追い払う実証実験【NHKニュース2016年12月25日】
JR山形駅周辺のビルや電線にカラスの大群が集まり、ふんや鳴き声への対策を求める声が寄せられていることから、山形市で天敵の鷹を使い、追い払う実証実験が行われました。
実験は、山形市が今年8月に続いて実施しました。
今月は特にカラスの群れが増えていることから、鷹やレーザーポインターを使って追い払いへの効果を確認する実証実験に23日から乗り出しています。
このうち、24日は、カラスに天敵の猛きん類の存在を認識させる実験が行われました。
山形駅周辺のホテルの屋上からあわせて2羽の鷹が放たれると、鷹に気づいた多くのカラスが電線やビルの上から一斉に飛び立ち、逃げていきました。
実験に協力した福島県の鷹匠の一ノ瀬宏幸さんは「カラスに鷹の縄張りを認識させることで、よりつかなくさせることができる。継続的に鷹を放っていくことが重要だ」と話していました。
山形市環境課環境保護係の板垣隼人主査は「カラスが一斉に逃げ惑っていたので一定の効果があったと感じている。結果を踏まえて来年度以降、追い払いを行うか検討していきたい」と話していました。
実証実験は25日も行われ、山形市は結果を分析し、カラス対策に活用することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025449071.html

http://archive.is/aOlbi
http://archive.is/y5VhL
http://archive.is/ISBDl

カラス撃退へ「再鳥戦」 山形駅前周辺に猛禽類放つ【山形新聞2016年12月21日】

【効果関連】
山形)カラス撃退策、手詰まり 天敵去り、群れ再び出没【朝日新聞デジタル2016年11月11日】
大分)スズメ1000羽超、街戻る 騒音・フン害に悩み【朝日新聞デジタル2016年10月7日】
ムクドリ退散 しかし別の鳥が…(大分県)【NNNニュース2016年9月15日】

【追い払いサービス関連】
能あるタカで害鳥追い払え! ふん害・ゴミあさりのトラブル解決…日本の伝統文化を新ビジネスに【産経WEST2016年12月2日】
鷹匠、カラス撃退に一役 福島県郡山の菊地さん、県内外で活躍【福島民友新聞2016年10月29日】
猛禽類でカラス撃退「一定の効果」【河北新報オンラインニュース2016年8月8日】
福島)鷹匠、「害鳥」の追い払いに引っ張りだこ【朝日新聞デジタル2016年4月23日】

posted by BNJ at 21:42 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: