2016年12月25日

日本ワタシ遺産 登録No.18 大洗磯前神社(茨城県大洗町)/No.19 鷲子山上神社(栃木県那珂川町)【毎日新聞2016年12月25日】(フクロウ神社/既報関連ソースあり)

写真・半田カメラ

これは、大仏写真家である半田カメラが、一般的に知名度は低いが素晴らしい!という国内の異空間スポットを、勝手に日本ワタシ遺産に登録、紹介するという、とても個人的で偏った企画です。 

2017年 いつもとちょっと違った初詣を
皆さん初詣のお参りはどこに行きますか? 神社? それともお寺? 信仰しているのが神道ならば神社、仏教ならばお寺なのですが、特別に信仰がなければどちらに行くのが正しいという決まりはありません。どちらも感謝の気持ちを持って参拝すれば、複数箇所お参りしても問題ないそうです。

私は三度の飯より大仏が好きなので、まずは大仏さまのいるお寺にお参りするのを新年の慣例としています。そしてその後に神社も含め、複数箇所お参りしています。大仏さまのいるお寺はこれまでも多数ご紹介してきたので、今回は「2017年の初詣、ここに行ってみたらどうでしょう」とオススメしたい神社をご紹介します。お寺もそうですが、ただ参拝するだけではない、一味違った楽しみを見つけられる神社がたくさんあります。2017年はいつもとちょっと違った初詣をしてみてはいかがでしょう。


写真・半田カメラ
まずご紹介するのは茨城県の大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)という、大洗海岸に近い海の見える神社です。

大洗磯前神社の歴史は古く、平安時代からその名が伝えられています。戦乱の時代に一度荒廃してしまい、水戸藩二代目藩主、水戸光圀(水戸黄門さまですね)によって再建されました。そんな筋金入りの由緒正しい歴史を持ちながらも、最近ではアニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地として、大きなガルパン絵馬が飾られていたりして。歴史と同時に懐の深さも兼ね備えていらっしゃいます。


写真・半田カメラ
この神社で有名なのは、日本有数といっても過言ではない、日の出の絶景です。冒頭の白い大きな鳥居は二の鳥居といいます。二の鳥居から階段を上がると神社境内で、眼下に海が望める絶景となっています。一方、階段を上がらず車道を渡り小道を入ると大洗海岸に出ます。そこに見えてくるのが、磯の岩場の突端に立つ「神磯の鳥居」です。


写真・半田カメラ
神磯の鳥居はそこまで大きくないのですが、神が降り立ったといわれる地に立つ鳥居だけに、昼に見ても威厳のある美しさを感じます。それが夜であったり日の出のころともなれば、思わず手を合わさずにはいられない神秘の美しさなのです。


写真・半田カメラ
写真は夜明け直前の神磯の鳥居です。本当にいつ神が降り立ってもおかしくないと思わせる光景です。そして日の光が鳥居に差し込む早朝の絶景がこちらです。


写真・半田カメラ
私がこの写真を撮った時は残念ながら水平線付近に雲が多く、鳥居の中を丸い日の出が通る光景は見ることができませんでした。もしそんな光景を元旦に拝むことができたなら、この一年は絶対に良い年になる!と確信めいたものを感じてしまいそう。はたまた元旦から大きな運を使ってしまった感じかも?

毎年元旦にはこの場所で初日の出の奉拝が行われるそうです。当日はきっと混雑するのでしょうが、それを覚悟で一度は見てみたいものです。それこそ絵に描いたような日本のお正月、これ以上ないすてきな一年の始まりになるのではないでしょうか。


写真・半田カメラ
もうひとつご紹介したい神社は、対照的に標高463メートルの鷲子山(とりのこさん)という山の頂上にある、鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)です。

なんとこの鷲子山上神社、大鳥居と御本殿の真ん中を栃木と茨城の県境が通っている、とても珍しい神社です。通常、入り口が茨城県側、出口が栃木県側となっていて、ひとつの神社が栃木、茨城両県の文化財に指定されているというのも珍しいこと。文字通り北関東の2県を股にかけているわけです。ただ県境をまたぐというだけで、どことなく心躍ってしまうのは私だけでしょうか。


写真・半田カメラ
鷲子山上神社にまつられているのは天日鷲命(あめのひわしのみこと)という鳥の神様。そうです、2017年のえとは酉(とり)、そこがこの神社を2017年の初詣に推す理由なのです。この神社は別名「フクロウの神社」と呼ばれています。酉といえばニワトリなので、ニワトリの神社がベストですが、鳥の神様という広い意味で、こちらを推したいと思います。何と言ってもフクロウは新年にピッタリな福を招く神の使い。「不苦労」であり「福老」であり「福来朗」でもある、開運招福の象徴とされているのです。


写真・半田カメラ
神社の境内は写真の「水かけフクロウ」をはじめ、「フクロウのポスト」「フクロウの鐘」「福ふくろうロード」、座ろうとすればベンチもフクロウ!とまさにあちらもこちらもフクロウだらけ! 並々ならぬフクロウへの愛とこだわりが感じられます。そしてシンボル的な存在なのが、この日本最大級の大フクロウ像です。


写真・半田カメラ
このフクロウ像は地上からの高さ7メートル。キャラクター的な可愛らしいルックスと、それに相反する巨大さ、日の光を浴びたまぶしさとで、他の何よりも存在感を放っています。フクロウ像を支える台座の4本の柱には願いを込めて両手を当て、中心の御柱は願いを込めてたたくことで、フクロウが幸せを運んでくれるという、体感型の参拝方法が人気です。これだけフクロウ(不苦労)まみれになれば、きっと一年は苦労知らずになる!……かもしれません。


写真・半田カメラ
同じ北関東にありながら対照的な、海の見える絶景神社と、山の頂にあるフクロウの神社という、ふたつの神社をご紹介しました。初詣のお参りを決めかねていた方は参考にしてみてください。

ご紹介した神社にかかわらず、実家に帰省された際にはぜひ地元の神社やお寺に行ってみてください。よくよく散策してみれば、今まで気付かなかった面白い発見があるかもしれません。少なくともそういう気持ちが人生をより楽しくさせると私は思っています。

皆さまどうぞすてきな年末年始をおすごしください。

半田カメラ
雑誌や広告などの撮影が本業の女性カメラマン。趣味で日本中を旅するうち異空間的風景にハマり、巨大な仏像に夢中に。とうとう大仏写真家として開眼。牛久大仏絶景写真集「牛久大仏はそこにいる。」(写真・著:半田カメラ)が牛久大仏の胎内売店、仲見世で発売中!

Website「恋する巨大仏」

http://handa-camera.wixsite.com/kyodaibutsu-in-love

Blog「 気になったら とりあえず行ってみるブログ」

http://ameblo.jp/handa-camera/

http://mainichi.jp/articles/20161220/org/00m/040/008000d

http://archive.is/wQIdu
【栃木】<とちぎ冬だより>鷲子山上神社 フクロウ像すす払い「苦労のない来年に」【東京新聞2015年12月16日】
いばらき魅力再発見:常陸大宮市 鷲子山上神社 「日本一」愛らしいフクロウ /茨城【毎日新聞2015年10月31日】
フクロウ神社で紅葉 1200年の伝統夜祭りも15日に 那珂川 【下野新聞2014年11月8日】

posted by BNJ at 21:46 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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