2016年12月29日

和解の白鳥、水戸の変 彦根から贈られ繁殖 鳥インフル猛威、44羽の7割死ぬ【朝日新聞デジタル2016年12月29日】

数が減り続けているコブハクチョウ=水戸市の千波湖
 野鳥が相次いで鳥インフルエンザに感染している水戸市で、市民の憩いの場・千波湖のコブハクチョウが全滅の危機にひんしている。江戸幕府の大老で彦根藩主の井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」以来の因縁を乗り越えるため、滋賀県彦根市から贈られたつがいの子孫だ。感染は急激に広がり、両市の関係者は心配している。

 水戸市によると、今年3月末時点で、千波湖には44羽のコブハクチョウがいた。だが、12月に入って鳥インフルエンザが広がり、27日までのわずか3週間ほどで30羽が死んだ。

 ハクチョウは両市の友好のシンボル的存在だ。幕末の1860年、水戸の脱藩浪士らが井伊直弼を暗殺。それから110年後の1970年、彦根市からコブハクチョウのつがいが贈られた。その2年前に親善都市となった両市の仲をさらに深めるためだった。その後も別のつがいが贈られ、千波湖で繁殖を続けてきた。上田航・水戸市公園緑地課長は「因縁を乗り越えて未来へ向かう象徴として、大切にしてきたのに」。彦根市も「水戸との関係を前に進める礎になってくれた存在。できることがあれば手を差し伸べたい」と心配している。

 農林水産省によると、茨城県は全国最多の1313万5千羽の採卵鶏を飼育する。市は養鶏場への鳥インフルエンザの拡散を警戒し、残ったコブハクチョウが飛べないように羽根の一部を切るなどの対策を検討中。市民からは「ウイルスがはびこる湖にハクチョウを閉じ込めるのはかわいそうだが、養鶏農家のことを考えると仕方ない」と理解を示す声も出ている。(箱谷真司)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12727226.html
http://www.asahi.com/articles/ASJDQ4FXRJDQUJHB008.html

http://archive.is/Fkj3A
http://archive.is/zWXT9
ニュースBOX コブハクチョウ7羽、強毒性の鳥インフルエンザ確定 /茨城【毎日新聞2016年12月27日】
新たに2羽陽性 千波湖の鳥インフル【茨城新聞クロスアイ2016年12月26日】(カンムリカイツブリ/確定検査待ち)
拡散防止へ羽切り検討 鳥インフルで水戸市【茨城新聞クロスアイ2016年12月21日】

posted by BNJ at 11:43 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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