2017年01月01日

迎春・酉 /その1 飛躍、フラミンゴ 羽ばたくショー絶景 宮崎市フェニックス自然動物園 /宮崎【毎日新聞2017年1月1日】

翼を大きく広げて池の上を飛ぶフラミンゴ
 明けましておめでとうございます。2017年は酉(とり)年。飛躍の年にしていきたい1年です。自然豊かな県内には豊富な種類の鳥が生息し、養鶏業では飼育数日本一を誇ります。そんな宮崎の魅力を改めて知ってもらおうと元日には「鳥」にまつわる特集を、3日からは鳥食文化を訪ね歩く連載をお届けします。

4種300羽飼育、日本最大級
 バサバサバサッ!

 いつもは体に折りたたまれている大きな翼を広げて、約70羽のフラミンゴが池の上を飛翔(ひしょう)する。まるでピンクの虹のように美しい。宮崎市フェニックス自然動物園で1日3回、1回約10分間のショー。15年には来場者の5人に1人以上となる約6万5500人が観覧しており、フラミンゴが次々と羽ばたく姿に「すごい!」と歓声があがる。

 「フラミンゴを飛ばすようなショーは、全国でもここだけでは」と胸を張るのは園長の出口智久さん(63)。会場は直径約50メートル、高さ最大約15メートルの巨大なネットで覆われているため、フラミンゴが逃げ出す心配もなく、広い会場を悠々と飛ぶことができる。飼育数も4種約300羽で「日本最大級だ」という。

 1971年の開園当初から、動物を身近に親しんでもらおうとこのショーを始めた。当時はフラミンゴが歩いて移動するだけで、逃げ出さないように羽を切っていた。しかし、動物に負担をかけないで飼育する時代の流れもあり、「羽を切らずにショーができないか」と模索し、12年2月から池の上を飛ぶ「フライング」要素を加えたショーにリニューアルした。

 「最初は全く別の方向に飛んでいってしまったりして大変でした」と振り返るのは、リニューアル当時にフラミンゴ担当だった関希美さん(43)だ。ショーではフラミンゴの群れる習性を利用する。同じステージにいる職員2人の立ち位置を調整してフラミンゴの集団を動かし、池の上を通らせることにより、飛ぶ仕組みだという。

 しかし、相手は動物。自分たちで思い描くコースとは別方向に動くこともしばしばある。その時には「工事用のコーンなど、見慣れないものを置いて、飛ぶ方向を調整した」と話す。ショー開始までは1日4回の試行錯誤の練習が約3カ月続いた。

 そうして迎えたショー初日。大勢の観客に見守られる中、フラミンゴは想定したコースを通り見事に成功。関さんも胸をなで下ろした。

 「親子3代で見ている人もいて、宮崎の立派な文化になっている」と出口さん。フラミンゴのごとく飛躍の年になるよう、家族で見に行ってみては。【宮原健太】
http://mainichi.jp/articles/20170101/ddl/k45/040/122000c

http://archive.is/lqbqK
迎春・酉 /その2止 県内は「鳥王国」 366種確認 /宮崎【毎日新聞2017年1月1日】

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