2017年01月03日

【酉年・長野の話題】シロフクロウの座を狙い虎視眈々 来年は初の鳥類限定の総選挙開催 須坂市動物園【産経ニュース2017年1月3日】

巣箱の中で寄り添うシロフクロウの「ハク」(左)と「ラン」=長野県の須坂市動物園
 長野県の須坂市動物園では、一羽の人気者のトリが酉年を前に活躍してきた。申年の平成28年3月に行われた同年度の園の“顔”を決める「代表動物選挙」で、ワオキツネザルを抑えて頂点に立った雄のシロフクロウ「ハク」だ。来園者とのふれあいに勤む一方、鳥インフルエンザの全国的な発生の危機に直面し、昨年末から獣舎内で過ごす。任期の今年3月まで広報活動に尽力し、29年度は後進のトリに代表の座を譲る。

 真っ白な毛に覆われ、丸みを帯びた身体。木の枝に立ったまま、じっとこちらを見つめる姿が愛らしい。しかし肉食ゆえに餌の時間には、ヒヨコを丸ごと飲み込んで来園者を驚かせる。

 飼育員の羽生田(はにゅうだ)実さん(55)は「ハクを見に訪れてくれる人が大勢いる。猛禽類にしては、おっとりした性格で人懐っこいんですよ」と目を細める。

 ハクは24年6月3日に神戸市の王子動物園で生まれ、翌25年3月に須坂市動物園にやって来た。

 同園では年度を通して園の顔となる動物を来園者に投票で決めてもらう「代表動物選挙」を23年から毎年実施しており、ハクも26年に「勇優党」公認で初めて“出馬”した。フクロウが登場する人気小説・映画「ハリー・ポッター」のブームもあいまって順位は2年連続3位と上々だった。上にはトラやサル、カピバラなどの人気者たちがいた。

 「ほ乳類は来園者と目線の高さが同じだが、鳥類は飛び回っていて目が合わないことが多い」と羽生田さん。ハクに手で直接エサをあげるなどして徐々に人間に慣らし、約半年で腕に乗せるまでにした。定番となった来園者との写真撮影イベントなど、ふれあいの場を増やすことに成功した。

 28年2月には静岡市の日本平動物園から雌の「ラン」をお嫁さんとして迎えた。30年春頃には待望の赤ちゃん誕生が期待される。

 “結婚”を機に飛躍を誓った28年3月の選挙では来園者(有権者)の中から投票した2736人(投票率43・5%)のうち589票(得票率21・5%)を獲得し、出馬した12動物の頂点に立った。28年度の動物園の顔となったハクは同園の「年間パスポート」の表紙を飾るに至った。

 一方で昨年は思わぬ逆風に見舞われた。鳥インフルエンザが隣の新潟県で発生した11月、園内での鳥類と来園者のふれあいイベントは一斉に中止された。再開の見込みは早くとも今年春頃で、動物たちは「長い冬」を過ごすことになる。

 そうしたなかで今年3月に予定される次期代表動物選挙は初めて、干支にちなんで「鳥類限定」で行われることになり、13の鳥類が出馬することが決まった。この正月には、選挙に向けた「事前活動」として各獣舎に立候補予定動物のポスターがそれぞれ掲示され、春に向けて選挙ムードが高まりつつある。

 「フンボル党」から出馬するフンボルトペンギンの飼育員、笹井恵さん(34)は「動物には秘密がいっぱい。限られた中でもペンギンの魅力をたくさん伝えてファンを増やしたい」と意気込んでいる。
http://www.sankei.com/life/news/170103/lif1701030012-n1.html
http://www.sankei.com/life/news/170103/lif1701030012-n2.html
http://www.sankei.com/life/news/170103/lif1701030012-n3.html

http://archive.is/3USSO
http://archive.is/tydia
http://archive.is/hMc6b
「新年度の顔」にシロフクロウのハク 須坂市動物園総選挙【産経ニュース2016年3月22日】(既報関連ソースあり)

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