2017年01月10日

海鳥の島 ネズミから守れ がれきで漂着? 宮城・女川【毎日新聞2017年1月10日】(既報1ソース/ウミネコ/ウトウ)

 ウミネコやウトウの繁殖地として知られ、国の天然記念物に指定されている宮城県女川町の無人島、足島にドブネズミが侵入し、海鳥が食べられる被害が相次いでいる。環境省は貴重な生態系を守るため駆除に乗り出したが、関係者は「海鳥がネズミを恐れて島に近づかなくなるのではないか」と心配している。

 女川港の南東約14キロに浮かぶ足島は、岩礁や崖に囲まれて天敵の動物が少なく、餌となるコウナゴが豊富な海鳥の“楽園”だ。毎年春には繁殖のため、数万羽のウミネコとウトウが飛来する。

 だが東日本大震災以降、胸の辺りを食べられた鳥の死骸が多く見つかるようになった。環境省が調査するとネズミの胃から動物の肉が見つかり、捕食被害と確認した。

 ネズミはなぜ急増したのか。毎年島で観察を続ける日本野鳥の会宮城県支部長の竹丸勝朗さん(78)は「震災の津波で、がれきに乗って流れ着いたのではないか」と推測する。ただ、環境省によると、約1キロ離れた有人島の江島から泳いで渡ることも可能という。

 環境省は2016年11月に3回、殺鼠(さっそ)剤入りの餌を置いたが、油断はできない。かつて北海道東部の無人のユルリ、モユルリ両島でも、ドブネズミによる絶滅危惧種の海鳥エトピリカの捕食が問題化。同省は09年に駆除を試みたがうまくいかず、13年に再駆除したことがある。足島でも再侵入を警戒し、監視を続ける方針だ。

 竹丸さんは「以前は周辺の岩礁にも多くの鳥がいたが姿を消した。他の島にも侵入した可能性がある。大切な繁殖地を守ってほしい」と話している。(共同)
http://mainichi.jp/articles/20170110/k00/00e/040/161000c

<足島>海鳥の楽園 忍び寄る危機【河北新報オンラインニュース2017年1月8日】
 ウミネコやウトウの繁殖地として知られ、国の天然記念物に指定されている宮城県女川町の無人島、足島にドブネズミが侵入し、海鳥が食べられる被害が相次いでいる。環境省は貴重な生態系を守るため駆除に乗りだしたが、関係者は「海鳥がネズミを恐れて島に近づかなくなるのではないか」と心配している。
 女川港の南東約14キロに浮かぶ足島は、岩礁や崖に囲まれて天敵の動物が少なく、餌となるコウナゴが豊富な海鳥の「楽園」だ。毎年春には繁殖のため、数万羽のウミネコとウトウが飛来する。
 だが東日本大震災以降、胸の辺りを食べられた鳥の死骸が多く見つかるようになった。環境省が調査するとネズミの胃から動物の肉が見つかり、捕食被害と確認した。
 ネズミはなぜ急増したのか。毎年島で観察を続ける日本野鳥の会宮城県支部長の竹丸勝朗さん(78)は「震災の津波で、がれきに乗って流れ着いたのではないか」と推測する。ただ、環境省によると、約1キロ離れた有人島の江島から泳いで渡ることも可能という。
 環境省は2016年11月に3回、殺鼠(さっそ)剤入りの餌を置いたが、油断はできない。かつて北海道東部の無人のユルリ、モユルリ両島でも、ドブネズミによる絶滅危惧種の海鳥エトピリカの捕食が問題化。同省は09年に駆除を試みたがうまくいかず、13年に再駆除したことがある。足島でも再侵入を警戒し、監視を続ける方針だ。
 竹丸さんは「以前は周辺の岩礁にも多くの鳥がいたが姿を消した。他の島にも侵入した可能性がある。大切な繁殖地を守ってほしい」と話している。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170108_13026.html

http://archive.is/3KDZW
http://archive.is/BVUQJ

posted by BNJ at 11:18 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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