2016年12月19日

【社会】来年は酉年なのに… 鳥インフルで動物園厳戒【東京新聞2016年12月19日】

感染が広がる高病原性鳥インフルエンザを警戒し、ニワトリとの記念撮影イベントの中止を知らせる張り紙=横浜市の野毛山動物園で

 感染が広がる高病原性鳥インフルエンザウイルス対策として、日本動物園水族館協会に加盟する動物園89施設のうち、約72%に当たる64施設が鳥類の展示や、来年の干支(えと)である「酉(とり)」にちなんだイベントを中止・変更したことが、共同通信の集計で分かった。
 この冬は野鳥の感染が過去最多となり、北海道と青森、新潟両県では養鶏場などでも発生し、殺処分に追われた。各動物園は飼育する鳥の感染を防ごうと警戒を強めるが、野鳥が運ぶウイルスを「完全には防げない」と悩みも深まっている。
 対策で多かったのは、来園者の靴底などに付着したウイルスの感染を防ぐため、鳥類に直接触れたり、餌を与えたりするイベントの中止や変更だ。千葉県の市川市動植物園は年賀状用に企画したニワトリとの記念撮影を打ち切った。横浜市の野毛山動物園もニワトリと触れ合える展示をやめ、記念撮影イベントを中止した。
 神戸市の王子動物園と北九州市の到津の森公園は、サルからの干支の引き継ぎ式を鳥の着ぐるみで代用。姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市)やわんぱーくこうちアニマルランド(高知市)では来園者が立ち入れる鳥舎を閉鎖した。
 秋田市大森山動物園と名古屋市の東山動植物園では感染例が出て休園中だ。ウイルスは野鳥が媒介するため、池がある羽村市動物公園(東京)は鳥用の餌の販売を中止。多摩動物公園(同)と豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市)は池の水を抜いた。静岡市の日本平動物園などでは、けがや病気で保護された野鳥の受け入れを中止した。
 北海道旭川市の旭山動物園は、出入り口に靴底の消毒マットを設置して、人気イベント「ペンギンの散歩」を継続。ただ市内で感染が確認された場合は中止予定という。
 中止や変更のない施設には「鳥類がいない」「もともと冬は鳥類舎の立ち入りを禁止している」といった例が含まれる。
<鳥インフルエンザ> A型インフルエンザウイルスによる鳥の病気。高病原性に感染すると多くが死ぬ。環境省によると、この冬は野鳥や動物園の鳥などから高病原性ウイルスが検出された例が16日までに13道県で69件に上り、過去最多だった2010〜11年を超えた。北海道と青森県、新潟県の養鶏場や農場にも拡大している。人が鶏肉や卵を食べても感染しないとされるが、海外では生鳥市場などで日常的に濃厚接触して感染したとの報告もある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201612/CK2016121902000214.html

来年の干支「酉」イベントに直撃 鳥インフル対策で動物園の7割超が展示など中止 「危なくて怖い場所だと思わないで」懸念の声【産経ニュース2016年12月19日】
鳥インフルエンザを警戒し、ニワトリとの記念撮影イベントの中止を知らせる張り紙 =横浜・野毛山動物園
 感染が広がる高病原性鳥インフルエンザウイルス対策として、日本動物園水族館協会に加盟する動物園89施設のうち、約72%に当たる64施設が鳥類の展示や、来年の干支である「酉」にちなんだイベントを中止・変更したことが18日、共同通信の集計で分かった。対策に追われる各地の園からは「危なくて怖い場所だと思わないでほしい」と、風評被害を心配する声が上がっている。(サンケイスポーツ)

 酉年を目前に“主役”のはずのニワトリやヒヨコ、インコといった鳥との触れ合いイベントが姿を消した。この冬は野鳥の感染が過去最多となり、北海道と青森、新潟両県では養鶏場などでも発生。全国の動物園で、来場者の靴底などに付着したウイルスの感染を防ぐため、鳥類に直接触れたりするイベントが中止に追い込まれている。

 千葉県の市川市動植物園は年賀状用に企画したニワトリとの記念撮影を打ち切った。横浜市の野毛山動物園もニワトリと触れ合える展示をやめ、記念撮影イベントを中止。神戸市の王子動物園と北九州市の到津の森公園は、サルからの干支の引き継ぎ式を“鳥の着ぐるみ”で代用した。
http://www.sankei.com/life/news/161219/lif1612190013-n1.html

鳥インフル 動物園休園相次ぐ…酉年のイベントもピンチ【毎日新聞2016年12月13日】
園内で発生した鳥インフルエンザの確定検査で陽性が確認され記者会見する黒辺雅実・動物園長(右から2人目)ら=名古屋市千種区で2016年12月12日午後5時18分、兵藤公治撮影
 鳥インフルエンザの感染が各地で出ている影響で、動物園や鳥類展示施設などで休園やイベントの中止が相次いでいる。園内で鳥類の感染や陽性反応が出たほか、感染の未然防止が理由。終息時期が見通せず、休園が長期化する可能性もあり、関係者は「来年は酉(とり)年なのに、正月イベントも中止になるかもしれない」と気をもんでいる。【三上剛輝、川辺和将、松本光樹】

<まんがで解説>鳥インフルって?【2013年配信】
 名古屋市の東山動植物園で12日、死んだコクチョウ3羽が高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)に感染していたことが判明した。園内の消毒など防疫態勢を強化するため、11日から動物園エリアを休園にしていたが、ウイルス感染で再開は早くて来年1月初旬の見込み。

 防疫を理由とした休園は初めてで、黒辺雅実・動物園長は「来園者の安全優先ということで苦渋の決断。早急に開園できるよう努力したい」と話す。

 養鶏場などでH5N6型ウイルスを検出した新潟県内では、国の特別天然記念物・トキの飼育施設「長岡市トキ分散飼育センター」に併設されている「トキと自然の学習館」が休館となった。トキは非公開だが、学習館が一般開放されているため、安全を期した。

 秋田市の大森山動物園は12月から冬季休園予定だったが、死んだコクチョウから簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たため、前倒しして11月16日から休園にした。東京都の上野動物園、埼玉県の県こども動物自然公園(東松山市)や大宮公園小動物園(さいたま市)も、鳥類など一部の展示を中止・制限している。

 横浜市は、よこはま動物園ズーラシアなど市内4カ所の動物園で、ニワトリなどの展示を中止した。各園が酉年にちなんだ新年イベントを準備するが、開催の見通しが立たず、関係者は「来園者が楽しみにしているだけに残念」とする。

 イベントの中止も相次ぐ。長野市の茶臼山動物園はフクロウとの撮影イベントを取りやめ、モルモットで代用した。宮沢育也副園長は「撮影会は行列ができ、年末にかけて多くの人出を見込んでいた。お客さんだけでなく動物園にとってもショックだ」と話す。

 群馬県富岡市の群馬サファリパークも、鳥60羽の展示や鳥を飛ばすイベントを中止。同県桐生市の桐生が岡動物園では、傷ついた野鳥を保護・治療するための受け入れをストップした。

 一方、甲府市の遊亀公園付属動物園は、東山動植物園から今月12日に搬入予定だったユキヒョウの受け入れを延期した。

 環境省によると、H5N6型ウイルスが確認されたのは12日現在で、野鳥が11道県55例、家禽(かきん)が2県4例。野鳥は11月以降、過去最も速いペースで見つかっており、更なる監視が必要としている。
http://mainichi.jp/articles/20161213/k00/00e/040/165000c

鳥インフルに泣く…全国の動物園の苦悩【東スポWeb2016年12月9日】
 全国的に広がりをみせる鳥インフルエンザ問題で、今度は名古屋市の東山動物園で6日、飼育するコクチョウ1羽から陽性反応が出た。「人への感染はまれ」とはいうものの、全国の動物園に深刻な事態をもたらしている。さらに、複数の動物園が来年の干支(えと)「酉(とり)年」にちなんだイベントを相次いで中止する事態に追い込まれている。

 鳥インフルエンザに感染したとみられる東山動物園のコクチョウは、6日夜に死んだのが確認された。

 園では7日早朝から職員が消毒作業を行うなどの対応に追われた。現在は鳥が飼育されている場所の一部立ち入り禁止、入場口に消毒液を染み込ませたマットを敷くなどの対策を取っている。

 動物園での鳥インフルエンザ発覚は、秋田市の大森山動物園に次いで今年2例目。農家などで飼育されている鳥での感染は今年4件確認されており、野鳥においても昨年に比べて全国で増加している。

 青森、新潟、宮城、鹿児島、北海道で確認されている鳥インフル。農林水産省の広報担当は「全国で感染が増えている理由や、感染経路は現在調査中。鳥からヒトへ直接感染することはまれですが、鳥とともに生活している場所では注意が必要です。ニワトリを飼育する場所では消毒を徹底するなどの対策が必要でしょう」と話す。

 さらには来年は酉年ということで、全国の動物園で鳥にまつわるイベントが予定されていたが、いずれも中止に追い込まれている。

 神奈川県「横浜市立野毛山動物園」では、酉年の年賀状用に予定していた来園者とニワトリの記念撮影イベントを中止。東京都「上野動物園」では直接動物たちと触れ合える「子ども動物園」からニワトリ、アヒルなどの鳥類が姿を消した。

 大阪市の天王寺動物園では、園内を自由に散歩するニワトリの雄「まさひろ」が“会えると幸運になるニワトリ”として連日人だかりができるほどの人気だったが、影響が出ている。

 同動物園の職員は「現在まさひろは散歩の時間をごく短くし、お客さんは遠くからのみ見られるようにしています。以前のように抱っこさせたりなどの触れ合いは絶対NG。園の他の鳥たちを守るためにも仕方ありません」と話す。

 一方、東山動物園の地元といえば「名古屋コーチン」が名物。名古屋市内の名古屋コーチン料理店の店員は「鶏肉や鶏卵を食べることで鳥インフルエンザが人に感染することはありません。しかし、今回のニュースが広がることで『名古屋産の鶏肉=危険』というイメージが広がらないか心配してます」と風評被害を懸念している。

 鳥インフルエンザの感染拡大は、酉年を前にあらゆる方面に波及している。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/626528/

鳥インフルエンザ
拡大防止へ、全国で対策 展示取りやめ、鶏など殺処分も【毎日新聞2016年12月7日】

 鳥インフルエンザウイルスの影響が動物園にも広がってきた。感染は確認されていない園でも念のため展示を一部取りやめる動きが相次ぎ「来年のえとが酉(とり)で人気も出ていたのに」と嘆く声も出る。

 東京都の上野動物園は6日から全入場口に消毒マットを置き、来園者が直接鳥と触れ合える「子ども動物園」での鶏、アヒル、七面鳥の展示を中止した。野鳥などによる外部からのウイルス感染とともに、万が一感染していた場合に人を通じて外部へ拡散することを防止するためだ。担当者は「年賀状の写真の撮影で人気が出ていたのに残念」と話した。

 札幌市の円山動物園でもトビやフクロウが屋外で飛ぶ姿を観覧する催しを6日から中止した。横浜市もよこはま動物園ズーラシアや野毛山動物園などで7日から当面の間、鳥類の展示を一部やめる。

 飼育していたコクチョウなどから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された秋田市大森山動物園は、11月15日に最初の陽性反応が出たのを受け、12月からの冬期休園を前倒しして休園、感染リスクの高い園内の鶏やキジなど計約130羽を殺処分した。

 環境省は11月21日、施設内で感染が確認された場合は一時的な閉園も検討することなどを呼び掛けた。
http://mainichi.jp/articles/20161207/ddh/041/040/007000c

News Up 鳥インフル 対応に追われる動物園【NHKニュース2016年1月9日】
全国各地で相次ぐ鳥インフルエンザ。9日午後4時までに鳥インフルエンザウイルスが確認されたり、簡易検査で陽性反応が出たりしたケースは、北海道から鹿児島まで13の道と県の20の自治体にのぼります。
これを受けて、全国の動物園などの施設では、鳥の展示を休止したり、鳥とふれあう催しを中止したりする対応に追われています。その影響の広がりをまとめました。
鳥インフルエンザとは
鳥インフルエンザは、もともとはカモなどの水鳥がもっていたウイルスがふんなどを通じてニワトリをはじめほかの鳥に感染し、せきなど呼吸器の症状を引き起こす病気です。国内では平成16年におよそ80年ぶりに山口県や京都府などの養鶏場で確認されてから、各地でたびたびウイルスが見つかり、ことしも青森市や新潟県の農場などで相次いでウイルスが検出されました。
各地の動物園で進む対策各地の動物園で進む対策
鳥インフルエンザは野鳥を通じて感染が拡大するおそれがあるため、各地の動物園などの施設では対応に追われています。
東京・台東区の上野動物園ではすべての入園ゲートに消毒液をしみ込ませたマットを用意して、来園者に靴底を消毒してもらう対策をとったほか、家族連れなどがにわとりやあひるなどを触ることができる「ふれあいコーナー」を今月6日から閉鎖しました。

「宮崎市フェニックス自然動物園」は、インコを腕に乗せることができるコーナーなど来園者と接触する一部のイベントを休止にしました。人気者のインコは、今月4日の「えとの引き継ぎ式」にも来年のえと「とり」の代表として登場する予定でしたが、取りやめになりました。
イベント会場にはインコの代わりにモルモットが登場し、子どもたちと触れあっていました。

「京都市動物園」では今月11日に予定していた来園者がペンギンに餌を与えるイベントを中止して、ロバと触れ合う内容に変更しました。
フンボルトペンギンを飼育している屋外のプールでは、餌の魚を目的にサギなどの野鳥が侵入するのを防ごうと、職員がプールの周りにポールを設置しワイヤーを張り巡らせました。
三重県鳥羽市の「鳥羽水族館」では、ペンギンが展示スペースから出て館内を散歩するショーが人気ですが、当面の間、ショーを取りやめることを決めました。

名古屋市港区にある「名古屋港水族館」もペンギンを屋外で散歩させる催しを今月23日から始める予定でしたが、安全が確認されるまで延期されました。

このほか「浜松市動物園」では、来園者が大型のおりに入って鳥を間近で見ることができるフライングケージと、猛きん舎の展示を中止に。横浜市の「よこはま動物園ズーラシア」でも、キジやカモなどを間近で見ることができる施設を一時閉鎖。

徳島市の「とくしま動物園」も、ほとんどの鳥の屋外での展示や関連のイベントを中止にしています。

また、茨城県日立市の「かみね動物園」や、愛知県豊橋市の「豊橋総合動植物公園」では野鳥が飛来しないよう公園内の池の水を抜く対策もしています。子どもたちに人気のこれらのイベントが中止されるのは残念ですが、いずれも感染の拡大が収まれば再開される見通しです。
私たちはどうすれば?
私たちは鳥インフルエンザウイルスに対しどのような備えができるのでしょうか?
鳥インフルエンザウイルスに詳しい中部大学生命健康科学部の鈴木康夫客員教授は鳥から人への感染について「東南アジアなど海外では感染した鳥に直接触れたり、十分加熱しないままその肉を食べたりした人や排せつ物を深く吸い込んで感染したケースの報告はあるが、日本ではこれまで鳥から人に感染した報告はない。通常の生活をしていれば国内で人に感染することはほとんどないと考えていい」と話しています。
農林水産省によりますと、日本ではこれまで鶏肉や卵を食べて鳥インフルエンザにかかった例は報告されていないということです。
専門家は過剰に心配する必要はないが、野鳥の死骸を見つけたら触らないようにすること、もし触れた場合は手洗いやうがいを丁寧にしてほしいと呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161209/k10010801481000.html

http://archive.is/oGp3K
http://archive.is/JQnlY
http://archive.is/N01oK
http://archive.is/iRERz
http://archive.is/RSWna
http://archive.is/bK1Xe

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: