2017年01月20日

「土佐のオナガドリ絶やさない」 高知県南国市、人工授精繁殖の取り組み進む【産経ニュース2017年1月20日】(既報1ソース)

 尾羽が10メートルを超すこともある国の特別天然記念物「土佐のオナガドリ」の保存に向けた取り組みが、原産地の高知県南国市で進められている。市は大学に依頼して人工授精による繁殖に取り組み、高齢者中心だった保存会に30〜50代の住民も参加。メンバーは「地元が生んだ大切な鶏。絶やすわけにはいかない」と話している。

 オナガドリは江戸時代、鶏の突然変異で生まれたとされる。一般的な鶏と異なり、雄の尾羽が生え替わらずに毎年50〜70センチほど伸び、観賞用として珍重されてきた。おとなしい雄を1羽ごとに高さ約1・8メートルの「止箱」で育て、尾羽を伸ばすことに専念させる。

 毎日欠かせない尾羽の手入れや定期的な散歩など飼育に手間が掛かるため、平成16年に396羽だった南国市での成育数は5年後に半減した。現在は約250羽まで回復したが「大篠オナガドリ保存会」の会長池本俊夫さん(90)は「尾が伸びず、長くても4・5メートルがやっと」と語る。

 長年オナガドリの保護に携わる高知県文化財保護審議会委員の平岡英一さん(76)は、飼育者が少なく近親交配が続いたことや、繁殖によって雑種が増えたのが、尾羽の伸びない原因と指摘する。

 南国市の依頼を受けた広島大大学院が22年から全羽を採血し、DNA型を分析。オナガドリの原種とされる「白藤種」の割合が高い個体同士を繁殖させ、年90羽ほどが誕生している。平岡さんは「成鶏に育つ数は少ないが、羽数の減少は止まった。尾羽の長さも持ち直すのでは」と期待する。

 自宅で約100羽を育てる池本さんは、地元の文化を引き継ごうと保存会への参加を呼び掛けている。12年以降に大工や農業を仕事とする4人がメンバーに加わった。

 このうちの1人で、現在約20羽を育てる同市の酪農家、川添建太郎さん(37)は「『伸びる鶏』を見抜く目を養い、尾羽の長さトップを目指したい」と力を込めた。

                   ◇

【用語解説】土佐のオナガドリ

 江戸時代、やりの飾りに長い鶏の尾羽を使うため、現在の高知県南国市の住民が成育に成功したとされ、当時の土佐藩主の山内家に献上した記録が残る。生え替わらない尾羽は10対20本あり、昭和49年に計測された10・6メートルがギネス世界記録となっている。
http://www.sankei.com/region/news/170120/rgn1701200005-n1.html

土佐のオナガドリ 絶やさない 国特別天然記念物、尾羽10メートル超も 原産地・南国保存会に新メンバー /高知【毎日新聞2017年1月16日】
大学依頼し人工授精も
 尾羽が10メートルを超すこともある国の特別天然記念物「土佐のオナガドリ」の保存に向けた取り組みが、原産地の南国市で進められている。市は大学に依頼して人工授精による繁殖に取り組み、高齢者中心だった保存会に30〜50代の住民も参加。メンバーは「地元が生んだ大切な鶏。絶やすわけにはいかない」と話している。

 オナガドリは江戸時代、鶏の突然変異で生まれたとされる。一般的な鶏と異なり、雄の尾羽が生え替わらずに毎年50〜70センチほど伸び、観賞用として珍重されてきた。おとなしい雄を1羽ごとに高さ約1・8メートルの「止箱」で育て、尾羽を伸ばすことに専念させる。

 毎日欠かせない尾羽の手入れや定期的な散歩など飼育に手間が掛かるため、2004年に396羽だった南国市での成育数は5年後に半減した。現在は約250羽まで回復したが「大篠オナガドリ保存会」会長の池本俊夫さん(90)は「尾が伸びず、長くても4・5メートルがやっと」と語る。

 長年オナガドリの保護に携わる高知県文化財保護審議会委員の平岡英一さん(76)は、飼育者が少なく近親交配が続いたことや、繁殖によって雑種が増えたのが、尾羽の伸びない原因と指摘する。

 南国市の依頼を受けた広島大大学院が10年から全羽を採血し、DNA型を分析。オナガドリの原種とされる「白藤種」の割合が高い個体同士を繁殖させ、年90羽ほどが誕生している。平岡さんは「成鶏に育つ数は少ないが、羽数の減少は止まった。尾羽の長さも持ち直すのでは」と期待する。

 自宅で約100羽を育てる池本さんは、地元の文化を引き継ごうと保存会への参加を呼び掛けている。12年以降に大工や農業を仕事とする4人がメンバーに加わった。

 このうちの1人で、現在約20羽を育てる同市の酪農家、川添建太郎さん(37)は「『伸びる鶏』を見抜く目を養い、尾羽の長さトップを目指したい」と力を込めた。

 ■ことば

土佐のオナガドリ
 江戸時代、やりの飾りに長い鶏の尾羽を使うため、現在の南国市の住民が成育に成功したとされ、当時の土佐藩主の山内家に献上した記録が残る。生え替わらない尾羽は10対20本あり、1974年に計測された10・6メートルがギネス世界記録となっている。
http://mainichi.jp/articles/20170116/ddl/k39/040/375000c

http://archive.is/vOESD
http://archive.is/pn4V3
「ニワトリカフェ」が人気【産経WEST2017年1月14日】
鶏王国・高知が奇跡の復活10年ぶり全国品評会 1/3新年自慢会【高知新聞2017年1月1日】

タグ:尾長鶏
posted by BNJ at 11:18 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: